Microsoft、Windows Azureにマルチファクター認証の有料オプションを提供

Active Authenticationを有効にすると、ユーザーがアプリにログオンする際に、ユーザー名とパスワードに加えて追加の認証を求められる。

» 2013年06月14日 07時30分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Microsoftは6月12日、クラウドサービス「Windows Azure」でマルチファクター(多要素)認証の有料オプションを提供すると発表した。

マルチファクター認証の設定画面

 新サービスの「Active Authentication」(コードネーム)は同日からプレビュー版の提供を開始した。企業向けのID/アクセス管理サービス「Windows Azure Active Directory(AD)」と連携させ、Office 365、Windows Azure、Windows Intune、Dynamics CRM Onlineなどのアプリで利用できる。

 Active Authenticationを有効にすると、ユーザーがこれらアプリにログオンする際に、ユーザー名とパスワードに加えて追加の認証を求められる。追加の認証にはモバイル端末上のActive Authentication、または自動電話かテキストメッセージを利用する。

 これにより、クラウド上のアプリケーションやデータへの不正アクセスを防止でき、情報流出などのリスクを低減できるとMicrosoftは説明している。

 料金はユーザー数に応じて課金する方式か、月間の認証数に応じて課金する方式のいずれかを選択できる。プレビュー期間中はユーザー当たり月間1ドル、または認証10回ごとに1ドルで提供。正式版となった時点でこの倍に引き上げる予定だという。

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