NTT Com、利用サービスを一元管理できるポータル機能を提供

クラウドやネットワーク、セキュリティなど同社の複数サービスの利用状況を一元的に確認できるポータル機能をユーザーに無償提供する。

» 2013年10月24日 17時40分 公開
[ITmedia]

 NTTコミュニケーションズは10月24日、同社の法人向けサービスの利用状況や故障情報などをリアルタイムに確認できるポータル機能「NTTコミュニケーションズ ビジネスポータル」を31日からユーザー向けに無償提供すると発表した。サービスごとに異なるポータルサイトを一元化したものとしては、国内の通信会社として初めてになるという。

 新ポータル機能では各サービスにおいてオンラインで利用している申込みや設定変更などを含めた機能のうち、サービス利用状況や故障状況を閲覧できる機能を一つのポータルサイトに集約して閲覧できるようになる。同社によれば、ユーザーの多くは複数のサービスを利用しているが、これまでは個別のポータルサイトにログインする必要があった。複数サービスの情報を一元化することで、運用・管理業務における利便性を向上させるとしている。

 ポータルサイトは日本語/英語の二カ国語表示に対応し、申込みをしたサービスの進ちょく状況や利用中のサービスの状況、故障状況などが一目で分かる。例えば、ネットワークサービスでは利用トラフィックやクラウドサービスでの仮想マシン数、ファイアウォールの状況など、故障状況ではトラブルチケットや工事計画、故障発生からクロージングまでの情報を提供する。

「NTTコミュニケーションズ ビジネスポータル」のイメージ

 閲覧できるサービスは、ネットワークサービスの「Arcstar Universal One」、クラウドサービスの「Biz ホスティング Enterprise Cloud」、セキュリティサービスの「WideAngleマネージドセキュリティサービス」、仮想デスクトップサービスの「Bizデスクトップ Pro Enterprise」、ユニファイドコミュニケーションサービスの「Arcstar UCaaS」、企業向け外線サービスの「Arcstar SIP Trunking」の計6サービス。

 インターネット経由でどこからでもリアルタイムに利用状況を閲覧でき、アクセス時にマトリックス認証が必要となる。当社では今後、全てのサービスを対応させる。パブリッククラウドサービスの「Bizホスティング Cloudn」、データセンターサービス(コロケーション)、企業向け外線サービス「Arcstar IP Voice」、モバイルIP電話サービス「050 plus for Biz/W-mode」は2013年度中に対応する予定。また、請求情報の一覧機能や、サービスの申込みや設定変更がオンデマンドにサービスへ反映される機能、故障受付機能の追加なども計画する。

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