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» 2013年10月29日 17時05分 UPDATE

大林組とNEC、ビルのエネルギー需要をビッグデータで予測する実証実験を共同実施

両社の技術とノウハウを組み合わせることで、電力使用量・熱量を人手による複雑なデータ分割作業を行うことなく予測することができたという。

[ITmedia]

 大林組とNECは10月29日、NECのビッグデータ分析技術の「異種混合学習技術」を活用してビルのエネルギー需要を予測する実証実験を共同で実施したことを発表した。

 大林組はビル群のエネルギー管理のスマート化に向けて、最先端のエネルギー供給・制御技術の研究開発に取り組むとともに、自社施設を活用した実証に積極的に取り組んでいる。一方、NECはビッグデータ分析技術を多数保有しており、同技術を活用した事業を推進している。今回、両社の技術・ノウハウを組み合わせて、ビルのエネルギー需要を予測するためのデータ分析方法を共同で検討し、実験を実施した。

 実験では大林組の技術研究所本館における、過去2年間の電力使用量、空調に用いた熱量(温水熱量/冷水熱量)、気象、営業日、日付、在籍者数などの各種データを基に、将来の電力使用量および熱量を予測した。分析では、ビッグデータに混在する多数の規則性を自動で発見するというNECの異種混合学習技術を活用した。実験の結果、技術研究所本館で収集した膨大なデータから「冬期営業日の昼間」「夜間」「祝日」などで異なる規則性を自動的に発見し、24時間後や1カ月後などの電力使用量・熱量を、人手による複雑なデータ分割作業を行うことなく予測できたという。

 今回の結果を踏まえ大林組は、2014年11月に導入を予定する技術研究所内全てのビルを対象にしたエネルギースマート化プロジェクトにおいて、エネルギーマネジメントシステムの構成要素の一つとして、異種混合学習技術を活用したNECのエネルギー需要予測システムを採用する予定だ。またNECは、異種混合学習技術を活用した顧客との実証実験を進めるとともに、同技術を用いたエネルギー需要予測ソリューションのメニュー化を予定している。

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