社会の持続的成長の実現にICTのチカラを――NEC遠藤社長が講演C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2013

NECの「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2013」が開幕。遠藤信博社長が「社会ソリューション事業」への意欲を語った。

» 2013年11月14日 15時44分 公開
[ITmedia]
講演する遠藤社長(NEC提供)

 NECの年次カンファレンスとなる「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2013」が11月14日、都内で開幕。初日の講演に登壇した遠藤信博社長は、社会インフラでの付加価値創造に取り組む「社会ソリューション事業」への意欲を語った。

 同社は4月に発表した中期経営計画の中で、「人が生きる、豊かに生きるための社会インフラを、ICTを通して提供する」という社会ソリューション事業への取り組みを表明していた。講演で遠藤氏は、人口爆発や食糧問題など地球規模で起きている課題に対し、社会の持続性の観点からICTを活用した高度な社会インフラの構築が必要だと提起。NECグループが持つICTを強みとして活用し、その実現に取り組むとした。

 また、企業環境でもビジネスでのICT活用がますます注目され、効率化やコスト削減のみならず、新たな価値創造への意欲が高まっているとし、遠藤氏はその実現にもICTプラットフォームの活用、とりわけ、ビッグデータから価値を見出し利用していくことが求められていると述べた。同社では迅速なサービス提供や効率性の高いマネジメントに加え、ビッグデータの高速処理やSDN(ソフトウェア定義型ネットワーク)といった革新的な技術を提供している。

 特にビッグデータに関しては、カンファレンス前日に事業強化を表明したように、同社が注力する重要分野にもなっている。遠藤氏は、「様々なインタフェースを活用して、実世界のビックデータを収集し、独自開発技術をベースに世界トップレベルの分析技術で新たな価値を見出していきたい」と語った。

 C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2013は明日15日まで。東京・有楽町の国際フォーラムで開催されている。

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