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» 2014年09月05日 19時00分 UPDATE

気勢を上げるMS樋口氏、Windows Server 2003移行に全力投球

XP移行需要に沸いた日本マイクロソフト。パートナーカンファレンスで樋口泰行社長は、クラウド普及やWindows Server 2003移行へパートナーと注力すると宣言した。

[國谷武史,ITmedia]
ms001.jpg パートナーイベントに登壇した樋口社長

 2014事業年度は過去最高の売上、3年連続の2けた成長――日本マイクロソフトは9月5日、全国主要都市を回る「マイクロソフト ジャパン パートナーカンファレンス 2014」を東京からスタートさせた。初日の基調講演で樋口泰行執行役社長は、同社の掲げる「Mobile First, Cloud First」をパートナー企業とともに実現していくと宣言した。

 冒頭で樋口氏は、過去最高業績の要因について、4月にサポートが終了したWindows XPの移行需要をパートナー各社が着実に吸い上げた成果だと強調。「良いモノを長く大切にする日本。世界で最もXPユーザーが多いのは日本だった。しかし、今では最も少なくなった。ユーザーの移行を支えていただいた」

 続けて2014年2月に就任したサトヤ・ナデラCEOの打ち出すビジョンや戦略について触れ、マルチデバイスとクラウドサービスを中心とする新たな市場の開拓にまい進していると説明、「挑戦」「学びの姿勢」「顧客第一」といったキーワードを挙げながら、Microsoft社内の文化、働き方も大きく変わりつつあると語った。

 特にタブレットは2014年1〜3月期の店頭シェアが30.5%に達したといい、AppleのiPadに肉薄しつつあると主張。「iPadが開拓してくれた新しい市場で、後出しジャンケンのようだが、うちも勝てる状況になってきた。Officeも、Exchangeも、Hyper-Vも全て後追い。それでも成功しているのがMicrosoftの歴史であり、モバイルとクラウドも必ずキャッチアップする」

ms002.jpg MSの各国法人の表彰では日本が3年連続で最優秀国に

 7月に始まった同社の2015事業年度は、2015年7月15日にサポートが終了するWindows Sever 2003の移行が最大のテーマ。樋口氏によれば6月末時点で稼働するWindows Sever 2003のサーバは30万台。サーバ年間出荷の半分に匹敵する。

 「7〜8月のWindows Severビジネスは22%アップしたが、まだ十分ではない。残り10カ月を切り、パートナーの力で推進したい」と樋口氏。「お勧めはWindows Server 2012 R2とMicrosoft Azureのバックアップサービスの組み合わせ。最新のプラットフォームとビジネスの継続を支える環境を顧客に提案してほしい」と述べた。クラウドサービスではAzure、Office 365、Microsoft Dynamics CRM Onlineの「クラウド3兄弟で新しいワークスタイル、付加価値を(企業顧客に)提供してほしい」と話した。

 カンファレンスと併せてマイクロソフトは、同社認定パートナーのクラウドビジネスを支援するプログラム「クラウドコンピテンシー」も開始した。Office 365やAzureに関するビジネスを手掛けるパートナーが対象で、新たにパートナー19社からクラウド移行ソリューションが提供されている。

ms003.jpg 法人システムで稼働するWindows Sever 2003の移行にはXPよりも時間がかかるため、「パートナーの力がさらに重要」と樋口氏

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