トレンドマイクロが、企業・組織のセキュリティ対策状況をWeb上で診断できる無料ツールを公開。IT担当者が現在のセキュリティ対策実施状況に関する設問に回答すると診断結果が得られる。
トレンドマイクロは10月29日、組織のセキュリティ対策状況をWeb上で無料診断できる「セキュリティ対策度診断ツール」を公開した。
情報セキュリティ対策は企業の大きな課題だ。ベネッセの大規模情報漏えい事件をはじめ、JALマイレージ、ヤマト運輸、佐川急便、リクルートIDの会員情報漏えい、さらにLINEアカウントの乗っ取り被害、iCloud、DropboxのID情報流出騒ぎなど、人ごとではない身近な範囲で情報漏えい事件が多発している。
中でも、内部犯による情報漏えい、サイバー犯罪者によるWeb改ざん、標的型サイバー攻撃といったセキュリティ事件が目立つ。トレンドマイクロによると、国内の企業・組織の約7割が2013年の1年間に何らかのセキュリティインシデントを経験したという調査結果がある一方で、対策実施状況は技術的な対策、組織的な対策ともに必要な水準より低い状態だという。
セキュリティ対策度診断ツールは、こうした状況をふまえ、企業・組織が手軽にセキュリティ対策レベルの現状を把握し、改善点を洗い出す手助けのために用意した。診断を希望する企業・組織の担当者は、「セキュリティ対策度診断ツール」にアクセスし、組織における現在のセキュリティ対策実施状況に関する設問に回答すると診断結果が得られる。
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