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» 2017年07月11日 14時50分 UPDATE

即席!3分で分かるITトレンド:コレ1枚で分かる「モバイルデバイスの歴史」 (1/2)

クラウドと親和性の高いモバイルデバイスの歴史について、時代背景とともにおさらいしておきましょう。

[斎藤昌義(ネットコマース株式会社),ITmedia]

この連載は

 カップめんを待つ間に、電車の待ち時間に、歯磨きしている間に“いまさら聞けない”ITトレンドが分かっちゃう! いまさら聞けないITの最新トレンドやビジネス戦略を、体系的に整理して分かりやすく解説する連載です。「この用語、案外、分かっているようで分かっていないかも」「IT用語を現場の社員にもっと分かりやすく説明できるようになりたい」――。情シスの皆さんのこんな課題を解決します。


モバイルデバイスの誕生と進化

 現在のモバイルデバイス誕生前から、携帯型デバイス開発の試みは行われていました。

 1990年代後半、Windows PCが普及しはじめ、企業や一般家庭でPCに触れる機会が増えてくると、移動中や出先でもスケジュールやメールなどにアクセスしたいという要求が出てきました。

 当時はノートPCと呼ばれるものはなく、ポータブルやラップトップ(膝の上)PCなどと呼ばれていましたが、これはいまとは比べものにならないくらいに巨大で重く、バッテリーの持続時間も限られていました。

 そこで、PCの機能を補完するためのポケットに入る電子デバイスがいろいろと考案されました。PDA(Personal Digital Assistance)や電子手帳などと呼ばれるデバイスです。しかし、当時の非力な計算能力と限られた記憶容量では快適な操作性は望めず、非常に限定された機能しか使えませんでした。

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 米国で生まれたPDAがPCの機能を小型化しようとして苦心していた頃、欧州と日本では携帯電話の高機能化が進められていました。欧州ではこの頃、初期のスマートフォンが開発されましたが、非常に高価でPCとの連携も制限が多く、広くは普及しませんでした。

 一方、日本では独自のデバイスが生まれ、進化していきました。それが、いわゆる「ガラパゴスケータイ(ガラケー)」と呼ばれる携帯電話です。世界情勢と別の進化をしたことで「ガラパゴス」と呼ばれていますが、実態としては現在のスマートフォンの特徴を先取りした先進的なデバイスでした。

 ガラケーの最大の特徴は、docomoやauなどの通信キャリアがデバイスの開発からサービス提供までをトータルで設計し、コンピュータの知識がない一般のユーザーでも使えるように徹底したUX(ユーザー体験)を追求したことです。

Photo 【図解】コレ1枚で分かる「モバイルデバイスの歴史」
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