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» 2018年02月05日 11時00分 公開

飛行機の待ち時間にすぐ座れる店を探せる――成田国際空港で飲食施設の空席情報をリアルタイム表示 NTTらが実証実験へ

NTT東日本とバカンは、成田国際空港のフードコート、吉野家、北ウェイティングエリアの空席状況を、IoTとAIを活用してリアルタイムで知らせる実証実験を行う。利用客はスマートフォンやデジタルサイネージで確認でき、飛行機を待つ間に過ごす場所を効率良く探せるようになる。

[金澤雅子,ITmedia]

 東日本電信電話(NTT東日本)とバカンは、成田国際空港内のフードコート(第3ターミナル)、吉野家(第2ターミナル)、北ウェイティングエリア(第2ターミナル)の空席状況を、IoT(Internet of Things)とAI(人工知能)を活用してリアルタイムで解析し、デジタルサイネージやスマートフォンに一覧表示する共同実験を実施する。実施期間は、2018年2月19日から3月22日までの予定。

 成田国際空港では、第2ターミナルの北ウェイティングエリアから第3ターミナルのフードコートまでは徒歩15分程度の距離がある。今回の実証実験は、施設の空席情報を提供することで、搭乗便を待つ利用社が好みの滞在場所を選択しやすくして利便性向上を図るとともに、空港内の各飲食店の集客拡大に向けた取り組みとなる。

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 空席情報検索プラットフォームにはバカンの「VACAN」を活用。フードコート、吉野家、北ウェイティングエリアにカメラとセンサーを設置して、画像データとセンサーデータを取得する。AIによる画像データの解析結果とセンサーデータから各施設の空席情報を割り出して、空港内に設置したデジタルサイネージに一覧表示する。空席情報はWeb上でも公開し、スマートフォンなどからも確認できるようにする。

 デジタルサイネージの設置箇所は、空港第2ビル駅の改札外コンコース(1台)、北ウェイティングエリア内(2台)、第2ターミナル1階北側(1台)、第3ターミナルフードコート(2台)の6箇所を予定。

 各施設への行き方などについては、コミュニケーションロボット「Sota」による音声での案内も実施する。

Photo 実証実験のイメージ

 今回、飲食店内などの閉鎖的な空間だけでなく、人通りが多いオープンエリアで実証実験を行うことで、幅広い商業施設での活用を想定した高度な混雑把握技術を検証する。

 また、混雑把握技術による混雑率の把握に加え、ネットワークカメラと連動して動体検知や人のカウントが可能なNTT東日本の「ギガらくWi-Fi」の機能を活用して集客数を集計することで、空港内各飲食店の集客拡大について効果を測定する。

 両社は、実証実験を通して混雑把握技術の向上や、収集データを有効活用する仕組みづくりなどを実施し、将来的にはさまざまな分野に対応したソリューションとして展開するとしている。

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