ドローンがオフィス内を定期巡回、残業を監視――大成らが来春からサービス開始

大成、ブルーイノベーション、NTT東日本は、屋内ドローンを利用したオフィスの巡回サービスを開発。夜間警備などに加え、残業状況を遠隔監視し、退社を促すこともできる。

» 2017年12月08日 11時50分 公開
[金澤雅子ITmedia]

 総合ビルメンテナンスの大成、ドローンインテグレーターのブルーイノベーション、NTT東日本の3社は、自律飛行型のドローンを活用したオフィスの巡回監視サービス「T-FREND」を開始する。夜間などの警備に加え、就業状況を遠隔監視し、残業抑制を図ることができる。

Photo 「T-FREND」イメージ

 2018年4月から試行サービスを開始し、2018年10月から本サービスを展開する予定。大成が、「ドローンを使用した室内空間などの夜間定期巡回サービス」としてサービスの提供と保守などを請け負う。

 T-FRENDは、専用の飛行計画システムアプリケーションでオフィス内のレイアウトや機体を複数登録でき、飛行経路や定期巡回時刻を設定してドローンに入力すれば、自動で定期巡回を実行する。巡回後は専用の離着陸場所に自動で着陸。GPSに頼らない独自の飛行システムによって、GPSが届かない室内の飛行ルートでも正確に自律飛行できるという。

Photo オフィスを定時パトロールし、夜間の警備や残業者への退社催促が可能
Photo アプリケーション操作イメージ(画面は開発中のもの)

 ドローンで撮影したフロア内の映像は、クラウド上に録画される。クラウドに閉域ダイレクト接続するNTT東日本のネットワーク基盤を活用したセキュアな回線により、映像、画像を安全に通信できるとしている。

Photo NTT東日本のクラウドに閉域ダイレクト接続するネットワーク基盤の活用イメージ

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