NECは、AI技術を活用し、「見せ玉」や「仮装売買」といった不公正取引を高精度に検出する「NEC AI売買審査支援サービス」の提供を開始した。売買取引の中から不公正取引の可能性をスコアリングし、分析結果の根拠も提示する。不公正取引の審査業務を支援する。
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NECは2019年12月25日、AI(人工知能)技術を活用し、証券、銀行、保険などの金融取引におけるリスク・不正対策を効率化、高度化するソリューションを順次販売すると発表した。
第1弾として、証券業界向けに、不公正取引の審査業務を支援するクラウドサービス「NEC AI売買審査支援サービス」を同日から提供開始した。
AI売買審査支援サービスは、取引データを分析し、「見せ玉」や「仮装売買」といった不公正取引を検出するソリューション。検出結果の根拠も併せて提示する。売買審査の初期調査の一部をAIで代替するもので、従来、審査担当者が1件ごとに手作業で調査、分析していた売買取引の最終審査を支援し、審査業務を効率化、高度化する。
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