通常、液晶テレビは1秒間に60フレームを表示する。1コマあたりの“ホールド時間”は約16.7ミリ秒。その間の残像が、動きに対する“ボケ感”となって画質を低下させるという。
そこでLX500シリーズでは、まず独自の動きベクトル解析技術を用いて、前後のフレームから新たなコマを作成する(フレームクリエーション)。毎秒60フレームの映像を90フレームにまで増やし、ホールド時間を約11.1ミリ秒に減らした。
一方の「バックライトスキャン」は、1つのコマを表示した直後にバックライトを消し、残像を見えなくするというアプローチだ。「画面の走査に合わせ、バックライトを画面上部から順次消灯していく。この作業を1秒間に90回も繰り返す」(同社)。これにより、ホールド時間をさらに30%低減。従来の液晶テレビ(16.7秒)と比較して半分の7.8秒になった。
液晶パネルはIPS方式で、上下左右176度の広い視野角を確保した。そのほかの機能は、PDPの「PX500シリーズ」と同様。デジタル3波対応チューナーとアナログチューナーを2つずつ搭載し、放送波を問わずに“2画面視聴”が可能だ。HDMI端子やSDカードスロットも備える。
型番 | TH-32LX500 | TH26LX500 |
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概要 | 液晶(上位モデル)☆2☆ | |
画面サイズ | 32V型 | 26V型 |
画素数 | 1366×768☆2☆ | |
市場予想価格 | 35万円前後 | 30万円前後 |
発売日 | 5月1日☆3☆ | |
「LX-50」シリーズは、LX500シリーズからクリアフォーカス駆動(クレームクリエーションとバックライトスキャン)などを省いたスタンダードモデルだ。32V/26V型の2モデルのみIPS方式の液晶パネルを搭載し、23型以下はVA方式。チューナーは、いずれのモデルも地上/BS/CSデジタルとアナログ地上波が各1となっている(32V/26V型はゴーストリダクションチューナー)。
高画質回路「PEAKS」は従来モデル相当。JPEG画像の再生に対応するSDカードスロットも搭載しているが、MPEG-4録画機能はもたない。映像入力はD4端子×2系統、S2映像×3系統を含むビデオ入力が4系統。モニター出力×1系統、光デジタル音声出力など。
型番 | TH-32LX50 | TH-26LX50 | TH-23LX50 | TH-19LX50 |
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概要 | 液晶(標準モデル)☆4☆ | |||
画面サイズ | 32V型 | 26V型 | 23V型 | 19V型 |
画素数 | 1366×768☆3☆ | 1280×768 | ||
市場予想価格 | 30万円前後 | 25万円前後 | 20万円前後 | 16万円前後 |
発売日 | 5月1日☆4☆ | |||
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