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ケンウッド、HDDオーディオプレーヤーと連携するMDコンポの第2弾

» 2005年08月29日 17時25分 公開
[ITmedia]

 ケンウッドは8月29日、MDコンポの新製品「SV-3MD-S/-N/-L」を発表した。同社製のポータブルHDDプレーヤーとの連携機能を搭載し、HDDに保存した楽曲をミニコンポで再生できる。発売は9月中旬の予定。価格はオープンプライスだが、店頭では4万3000円前後になる見込みだ。

photo 本体カラーは、シルバー、ゴールド、ブルーの3色。ブルーは限定商品となる

 AM/FMチューナー、MD、カセット、CDプレーヤーを搭載したミニコンポ。7月発売の「ES-A5MD」に続き、ポータブルHDDオーディオプレーヤーとの連携機能を搭載しており、同社の「HD20GA7」を前面の専用入力端子につなぐだけで、コンポ側から「再生/一時停止」「スキップアップ・ダウン」「フォルダスキップ」といった操作が可能になる。

 また、アナログ・デバイセズの「ΣDSP」を使用して、さまざまなサウンドパターンから好みの音を創り出すことができる「デジタル・サウンド・コントロール」を搭載。新たに重低音増幅効果を強化した「D-BASSII」や、設置する部屋の環境に合わせて音質補正効果が選べる「プリセットRoom EQ」を採用するなどの強化を図った。プリセットRoom EQでは、部屋の広さを「Large」(8〜12畳程度)、「Normal」(4〜6畳程度)の2種に大別し、それぞれに10種類の音響特性をプリセットしている。

 ポータブルオーディオプレーヤーでダイレクトエンコードする際の音質劣化を抑える「レコーディング・アウト機能」も新しい。接続端子はヘッドフォン出力と共用だが、ヘッドフォン用のアンプを介さない。

 アンプの実用最大出力は、30ワット+30ワット(JEITA、6オーム)。デジタルオーディオプレーヤー入力端子×1系統、AUX入力×1系統、サブウーファープリアウトなどを備えている。本体部の外形寸法は、180(幅)×336(奥行き)×255(高さ)。重量は約5.5キロ。

 スピーカーは、2.5センチバランスドームツィーターと12センチウーファーの2Wayシステムだ。クロス材とラバー材を複合したオリジナル素材「ハイブリッド・エッジ」採用により、「力強く芯のある重低音再生と繊細な中音域再生の両立を実現した」(同社)という。外形寸法は、1本あたり152(幅)×212(奥行き)×255(高さ)ミリ。重量は約2.7キロ(1本)。

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