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» 2005年10月19日 23時45分 UPDATE

FPD International 2005:「FPD International 2005」にみる最新パネル事情 (1/2)

フラットディスプレイ(FPD)の専門展示会「FPD International 2005」がパシフィコ横浜で開幕した。今年は過去最大規模の350社超が出展。とくに台湾や韓国のメーカーが意欲的な技術展示を行っている。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 フラットディスプレイ(FPD)の専門展示会「FPD International 2005」がパシフィコ横浜で開幕した。今年は過去最大規模の350社超が出展し、とくに台湾や韓国のメーカーが意欲的な技術展示を行っている。

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 専門展示会だけあって、会場内は大画面だらけ。中でも目立っていたのがサムスン電子が展示した82インチLCDパネル。その横には、40インチ有機ELディスプレイが並べられ、この一角は常に人だかりができていた。

photo 82インチのフルHD LCDパネルとそれを縦型にしたインフォメーション用ディスプレイ。独自技術の「S-PVA」により、上下左右180度の視野角を確保している。色再現性はNTSCの92%、8ミリ秒以下の応答速度というスペックだ
photo 40インチ有機ELディスプレイ。WXGA解像度を持ち、コントラスト比は5000:1。大きさもさることながら、このサイズを1枚のガラス基板から製造したのは世界初だという

 台湾のパネルメーカーであるCMO(Chi Mei Optoelectronics)は、56型のQuad HDTVを参考展示。1244×670ミリのアクティブエリアに3840×2160ピクセルを詰め込んだ超高精細画面に驚かされる。画素ピッチはわずか0.324×0.324。当初は特定用途向けのディスプレイとして販売する計画で、デモ画面には、風景などに混じってCTスキャン画像や高精細CGが含まれていた。

photo 2006年第3四半期に出荷を予定しているQHDのLCDパネル。同社は「Quad Full High Definition」(QFHD)パネルと呼ぶ。それにしても、輪切りがいっぱい
photo 多くのメーカーが37インチ以上のフルHD対応LCDを展示する中、32インチのフルHDパネルを展示していたサムスン。「このくらいのサイズがちょうどいい」という人も多いのでは?

 一方、国内の大手セットメーカーは「CEATEC JAPAN」の直後とあって展示内容にあまり変化はない。松下電器産業はフルHD対応の50V型PDPがメインで、シャープは「デュアルビュー液晶」と「ベールビュー液晶」をプッシュ(ただしベールビューはCEATEC未出展)。100万:1のコントラスト比を持つ「メガコントラスト液晶」のデモには長い列ができている。パイオニアは“PURE Black Panel”採用のTVセットと外販用モジュールを展示していた。CEATECを見逃してしまった人は要注目だ。

photo 松下ブース。65V型と50V型のフルHD対応PDPが注目を集めていた
photo 日立ディスプレイズでは、IPSパネルの広い視野角を中小型製品に応用した製品を展示。写真と同じサイズのIPSパネルに同じ画像を表示し、実際の写真と比較させるといったユニークな展示もあった

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