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» 2006年01月12日 11時48分 UPDATE

MacWorld Expo 2006:米Microsoft、「IntelMac用Virtual PCもリリースしたい」

米Microsoftは開催中のMacWorldにて、Mac OS用ユニバーサルバイナリ版Officeの開発計画についてコメントしたが、Virtual PCについても積極的な意向を示している。

[渡邊宏,ITmedia]

 開催中のMacWorld Conference&Expoにて米Apple ComputerがIntelプロセッサのMacを発表したと同時に、米MicrosoftはMac OS用ユニバーサルバイナリ版Officeの開発計画についてコメントした(関連記事)。その場で詳細は明らかにされなかったが、後日に行われたインタビューにて、次期Mac版Officeについてのいくつかの情報が確認できた。

photo Mac版Officeについて説明する米Microsoft Macintosh Business Unit(MacBU)のスコット・エリクソン氏(Director Product Management & Marketing)

 スコット・エリクソン(Scott Erickson)氏によればユニバーサルバイナリ版Officeの開発にあたって、2005年11月に米Apple Computerと最低5年間の技術面での情報提供を含む合意がなされ、この合意によって、Mac OSのアップデート情報などが迅速に米Microsoftへ提供されるという。

 「わたしたちはMac OSプラットフォームを非常に重要なものと考えています。それを表明するため、基調講演にRoz Ho(ロズ・ホー氏 米Microsoft Macintosh Business Unit General Manager)が登場しました。次のMac版OfficeをPowerPCとIntelプロセッサいずれでも動作するユニバーサルバイナリ版としてリリースすることは既にアナウンスしましたが、具体的なリリース時期は未定です。2年〜3年周期で新しいMac版Officeを発表していますから、そのスケジュールを崩さないようにしたいですね」

 MacBUとしては次期Mac版Officeをリリースする前に、以下のようなアップデートを実施するという。

・Entourage 3月をめどに「iSyncのサポート」「spotlightのサポート」「スマートカードのサポート」が行われる。これにより、EntourageとiPodのデータ同期や、spotlightを利用してのメール検索などが可能となる。

・Messenger 同じく3月にバージョン5.1へのアップデートが行われる。主に法人利用向けのアップデートで、「ファイル暗号化の精度向上」「複数マシンログイン時の認識精度向上」「会話のアーカイブ化」などがプラスされる。

・ファイルフォーマットのXML化 現在のMac版OfficeとWindows版Officeのファイル互換性を保つためのアップデータが提供される。次期Mac版OfficeのファイルはXMLベースへと移行するが、リリースがまだ先のため、Windows版Officeとのファイル互換性を保つために行われる。

 現在、Microsoftから提供されているMac向けOffice製品には、Word 2004/Excel 2004/Powerpoint 2004/Entourage 2004/Microsoft Messenger/Virtual PC for Mac/Internet Explorerなどだが(IEについては開発が停止し、2006年1月31日からはダウンロード提供も行われなくなる)、Erickson氏が次期Mac版Officeに含まれる製品として明言したのは、Word/Excel/Powerpoint/Entourage/Microsoft Messengerの5製品。Virtual PCはどうなるのか?

 「Virtual PCについては、Apple Computerとともに今後の計画を検討している段階。ユーザーの利用状況も調査しなくてはならないだろう。ただ、私たちとしては、Virtual PCをリリースしたいと考えている。数年前にVirtual PCの技術を買収したばかりだしね(笑)」

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