MacWorld Conference & Expoが今年もSan Franciscoで開幕した。Macに関連するものにとって最も重要なコンベンションであると同時に、iPodでデジタルオーディオの世界を引っ張るApple Computerの方向性が同社CEO スティーブ・ジョブズ氏によって語られる場でもある。
ジョブズ氏はここ数年そうであるように、Apple Computerを取り巻く環境の報告から公演をスタートした。日本でも仙台/福岡店がオープンしたアップルストアは全世界で135店舗となり、先のホリデーシーズンにはのべ2600万人が足を運び、売り上げは1億ドルにも達した。
第5世代とnano、Shuffleという3ラインアップとなったiPodの売り上げも順調で、2004年のホリデーシーズン販売台数が450万台だったのに対し、2005年は1400万台に達したという。
音楽配信サービス「iTunes Music Store」も好調で、これまでに販売された楽曲数は8億5000万曲になったと述べた。10月から開始されたビデオ販売も800万本がダウンロードされ、新たにアメリカンフットボール「2006 Bowl Championship Series」や、人気トークショー「Saturday Night Live」の販売が開始されることもアナウンスされた。
ジョブズ氏の講演はさらに続く。続いて発表されたのは、第5世代iPodとiPod nanoで利用可能なFMチューナー付きリモコンだ。iPod Shuffleのコントロール部分を切り取ったようなデザインで、Dockコネクターを使って接続する。
昨年の基調講演でも触れられていた、iPodの車載ソリューションについても追加情報が発表された。全米3大自動車メーカーのひとつ、DaimlerChryslerのCherokee/Dodge/Jeep各2006年モデルでiPodが利用可能になる。DaimlerChryslerとの協力関係によって、2006年に全米で販売される新車の内、40%がiPodと接続可能になるとのことだ。
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