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1020万画素で20万円を切るデジ一眼――ニコン「D200」レビュー(3/5 ページ)

» 2006年01月19日 19時11分 公開
[永山昌克,ITmedia]

操作性をきめ細かくカスタマイズできる

 機能や操作を細かくカスタマイズできることは、同クラスのライバル機に勝るD200の大きなメリットだ。カスタムメニューを選ぶと、「オートフォーカス」や「露出・測光」、「AE/AFロック・タイマー」などaからfまでの6つに分類された合計47項目のカスタムセッティングを選べる。

 例をいくつか挙げると、フォーカスエリアの切り替え方法、感度自動制御時の感度の上限やシャッター速度の下限、セルフタイマーの秒数、電子音の高音と低音の選択、低速連写モードの速度、マルチセレクターの中央ボタンの機能、マルチセレクターの上下と左右の入れ替えなどだ。

 これらのカスタムセッティングのすべてを必ずしも把握し設定しなければならないわけではない。だが、自分の撮影スタイルに合わせて、カメラを自分の色に染められるのはヘビーユーザーほど便利に感じるはずだ。

 付属する使用説明書は330ページと分厚い。360ページ以上もあるD2Xの説明書よりは薄いとはいえ、読み応えは十分。カメラの日付設定だけでも5ページ、ホワイトバランスについては24ページもある。しかも、たとえ使用説明書がなくても、ボディ背面のヘルプボタンを押せば、各機能の解説を液晶上にテキスト表示できる。

photo カスタムメニューのトップ画面。設定したカスタムセッティングは、AからDまでの4通りに記憶でき、カメラの状態を素早く変更することも可能だ
photo カスタムメニュー以外にも、撮影や再生、セットアップメニューも多岐に渡る。これらの豊富な項目は「最近設定した項目」としてショートカット選択もできる
photo メニューの項目を選んだ状態でヘルプボタンを押すと、その意味をテキスト表示で解説してくれる。「D50」などの下位モデルにもある仕掛けだが、超多機能なD200では内容はさらに濃い。中級者以上にも役立つ

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