ITmedia NEWS >

ビクター、フルハイビジョン&進化した120Hz駆動の倍速“EXE”発表HDMI Ver.1.3aも搭載(2/2 ページ)

» 2007年05月24日 11時23分 公開
[ITmedia]
前のページへ 1|2       

 「Maxx Audio」は、Waves Audioがプロ向けに開発した技術をテレビ用にモディファイしたもの。従来機にも採用されていた低音再生技術「MaxxBass」にくわえ、高音域の質を高める「MaxxTreble」、自然な音の広がり感を作り出す「MaxxStereo」、ボリュームにリンクして不快に聞こえる大きな音を抑える「MaxxVolume」を新たにインプリメント。いずれも音響心理学とDSP技術を駆使して、液晶テレビやPCなど、比較的小さなスピーカーを搭載した機器の音質を向上させる。信号帯域の中にある音をモデルごとに細かく設定できる点も特徴だという。

photophotophoto

 Maxx Audioの採用に伴い、EXEに搭載するスピーカーも新設計となった。新スピーカーは、独自の「NewオブリコーンBOX」とチューニングにより、よりフラットな周波数特性を実現した「ワンランク上の音」としている。

 ユーザーフレンドリーな機能も強化している。初期設定を簡略化する「簡単設定ウィザード」や、リモコンの専用ボタンを押すと画面上で操作方法を案内してくれる「リモコンガイド」は、新たに音声案内に対応。また、テレビ画面でマニュアルを参照できるガイド機能は、取扱説明書なしでも使える「お助けガイド」に進化した。一般ユーザーに馴染みの薄い用語や表記を改めるとともに、画面と音の両方で説明を確認できるようになった。

photophotophoto

 お助けガイドは、ユーザーの理解度に応じてテレビ内蔵のデータベースにアクセスできる点も特徴。初めてのユーザーに適した「使い方入門」、表示中の画面に合った説明をリモコンのボタン1つで呼び出せるトラブルシューティング機能「お助けガイドボタン」、説明を参照しながら実際にその機能の設定へジャンプできる「機能呼び出し」など、ナビゲーション機能を中心に大幅に強化した。

 このほか、「明/暗ボタン」や音声の「はっきり・ひっそりモード」も新しい。明/暗ボタンは、リモコンの専用ボタンを押すたびに画質設定と音声設定を一括変更する機能。「テレビ」「シネマ」など5つのモードが用意されており、部屋の明るさや好みに応じて手軽に変更できる。

 一方の「はっきり・ひっそりモード」は、視聴時のシチュエーションによって音質を変更する機能。たとえば複数人数でテレビをみるときにはダイナミックレンジの上下を抑え込む「はっきり」モードでセリフやトークを聞きやすく設定する。一方の「ひっそり」は夜中に一人でテレビを見るときなどに適したモード。高域と低域をカットしてボリュームを抑えても人の声がはっきり聞こえるという。

 そのほかの主な仕様は下記の通り。

型番 LT-47LH805 LT-42LH805 LT-37LH805
画面サイズ 47V型 42V型 37V型
解像度 1920×1080ピクセル
視野角 上下左右178度
パネル輝度 500カンデラ
チューナー 地上デジタル、BSデジタル、110度CS、地上アナログ
入出力端子 HDMI×3、D4×1、コンポーネント×1、ビデオ入力×3、i.Link入出力×2、光デジタル音声出力
外形寸法(スタンド含む) 1121×774×296ミリ 1007×707×296ミリ 901×651×230ミリ
重量 34.2キロ 28.4キロ 未定
価格(店頭想定価格) 53万円前後 45万円前後 35万円前後
発売日 6月下旬 8月上旬

関連キーワード

液晶テレビ | 日本ビクター


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.