三洋電機は8月30日、フルHD(1920×1080ピクセル)記録に対応したデジタルムービーカメラ“Xacti”「DMX-HD1000」を発表した。9月中旬に発売する予定で、価格はオープンプライス。店頭では12万円前後になる見込みだ。
カメラ本体のサイズが90(幅)×112.6(高さ)×54.5(奥行き)ミリ、重量は268グラムという「世界最小・最軽量のフルHDデジタルムービー」(同社)。ISO標準MPEG-4AVC/H.264をサポート(.MP4)。4GバイトのSDHCカードなら約43分間の録画が可能になる。音声はAAC(48KHz、2ch)だ。
映像エンジンには、新開発の「プラチナΣ(シグマ)エンジン」を搭載。独自のフルHD対応H.264コーデックの開発により、従来は2チップ構成だったものを1チップ化し、本体の小型化にも貢献したという。また画像処理アルゴリズムの改良などで消費電力を約4.2ワットまで引き下げたため、付属の1900mAhリチウムイオンバッテリーで約2時間の連続撮影が可能になった。
静止画は、約800万画素相当(最大3264×2448ピクセル)の撮影が可能。手ブレ補正機能として新開発の「マルチぶれキャンセラー」を搭載しており、回転ぶれ補正や被写体ぶれ補正にも対応する。また新開発の「写真顔検出機能」では、撮影時に最大12個の顔を検出してAE/AFなどを最適化するという。このほか、ISO3200の高感度撮影や毎秒7コマの連写機能、ムービー撮影中のスチル同時撮影などにも対応した。
レンズは光学10倍ズーム。焦点距離はムービーの場合で49.7〜497mm、スチルの場合で38〜380mmとなっている(35mmフィルム換算)。
またパソコンなしで撮影動画の保存・再生を行える「Xactiライブラリ」機能を採用。付属のドッキングステーションに市販の外付けHDDをUSB接続すれば、テレビ画面のメニューを選択するだけで動画や写真データをHDDにコピーできる。動画や写真の再生も可能だ。なお、PC用の再生・編集ソフトとして「Nero 7 Essentials」と「Ulead DVD MovieWriter 5 SE」が付属している。
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