付属のソフトには、「ゼロワン」「クリケット」など全24種類のゲームモードが用意されていて、ダーツを投げると効果音とともにどこのに刺さって何点とったかをすぐに表示してくれる。しかも、ゲーム終了後には、ボードのどのセグメントに何%のダーツが刺さったかといった傾向分析も可能だ。ユーザーデータは最大24人まで保存可能で、継続的に自分の腕を磨くことができる。
各ゲームは最大4人の対戦が行えるほか、「01」や「クリケット」などのゲームモードではコンピューター対戦(COM対戦)も選択できる。もちろんコンピューターが本当に投げるわけではなく、PC上で勝手に投げたことにするだけなのだが、1人で黙々と投げるよりは遙かに張り合いがあるし、自分に合わせてコンピューターのレベルも設定できる点も有り難い。
前置きが長くなったが、本題のオリジナル音声を試してみよう。
オリジナル音声を導入するのは簡単。ダウンロード・解凍した効果音ファイルを、アプリケーションフォルダの中にある「SE」フォルダに突っ込むだけでいい。気をつけたいのは、各テーマのファイルが同じファイル名のため、新しいテーマを入れる際に上書きしてしまうケースが考えられること。もっとも、そのときには再びダウンロードすればいいだけなので特に問題はない。
さて、「ニャンコ」を試してみよう。ダーツが刺さると、ダブル(得点が倍の部分に刺さったとき)で「にゃにゃん」、トリプル(3倍のところ)で「にゃにゃにゃん」……。えっと、一応書いておくが本物の猫の声ではない。とても気が抜ける、なごみ系の声であった。真剣勝負には向かないかもしれない。
一方の「ツンデレ」は、スタート時に「ラウンドスタートなんだから」、投げる前には「投げてみなさいよ」とツンツン。“デレ”要素が少ないかと思われたが、最後に「も、もう終わりなの?」と少しだけ顔を覗かせた。あまりネタばらしをしてもアレなのでこのへんに止めておくが、とりあえずユーザーなら試してみる価値がある。
このほかにも、“お姉さん風”、“萌え系”といった追加用効果音も用意されているため、用途と気分によって使い分けることができる。ついつい手に力が入る“指導教官風”の男性の声もオススメだ。ただ、プレーヤーに女性が混じっているときにツンデレや萌え系の効果音が流れると、引かれてしまう恐れもあるので注意しよう。
レビュアーの腕の都合もあり、今回は「プラクティス」モード中心に試用したが、PC-DARTSはビギナーから本格的なプレーヤーまで、あらゆるレベルの人が楽しめる本格的なダーツだ。レーティングアップを目指すもいいし、ダーツバーにデビューする前の密かな練習にも最適。ダーツを投げて仕事のストレスを発散しつつ、「ニャンコ」で一日の疲れを癒す――そんな使い方もできるアイテムである。
ちなみに、効果音ファイルはすべてWAV形式のため、PC上で普通に再生できる。試しにダウンロードしてみて、気に入ったらPC-DARTS本体を購入するというのもアリだろう。目的はちょっと違う気もするが……。
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