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» 2009年07月08日 16時32分 UPDATE

“もったいない”から使い続ける、三洋電機がiVDR対応デジタルチューナー「repoch」発表

三洋電機は、リムーバブルHDD「iVDR」を搭載した3波対応デジタルチューナー「IVR-S100M」を9月に発売する。アナログテレビをデジタル化し、デジタルテレビに買い替えた後はレコーダーとして使い続けることができる。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 三洋電機コンシューマエレクトロニクスは7月8日、リムーバブルHDD「iVDR」(Information Versatile Disk for Removable usage)を搭載した3波対応デジタルチューナー「IVR-S100M」を発表した。「repoch」(レポック)という愛称で9月1日に発売する。価格は6万1950円。

photophoto 「repoch」(レポック)

 同社は、iVDRコンソーシアムのボードメンバーとして2002年から活動を続けてきたが、実際に製品を販売するのは初めて。iVDRの「交換や持ち運びが可能な大容量メディア」というメリットを生かし、家の中にある2台目、3台目のテレビをデジタル化するシンプルなソリューションとして訴求する。実売価格についても、「なんとか5万円以内にもっていきたい」(同社)としている。

 「国内のアナログテレビは、2009年に約4000万台。2011年のアナログ停波後も約2000万台が残ると予想される(三洋電機調べ)。repochは、“まだまだ使える”アナログテレビにつなぐデジタルチューナーになり、デジタルテレビを購入した後もレコーダーとして長く使える。“まだまだ使える”アナログテレビを大切にしたい方々に使ってほしい」(同社)。

 本体はコンパクトなA5ファイルサイズで、縦置き/横置きの両方に対応する。エッジが効いたつや消しホワイトの本体は、「文具や器をイメージしたもの」で、フロントパネルの中央左よりにiVDRスロットを設け、iVDRを挿入するとフロントがフラットになる仕組みだ。「iVDRを装着することで完成するデザイン」(同社)。

photophoto エッジが効いたつや消しホワイトの本体(左)。付属のリモコン(右)

 録画機としての機能はシンプルだが、利用頻度の高い機能はカバーした。例えば内蔵チューナーは1基のため、単体での裏番組視聴はできず、録画も放送波をそのまま記録するTSモードのみ。しかし、録画予約は、EPG(電子番組表)と時間指定予約をサポートしており、連続ドラマなどのシリーズ予約も行える。番組ジャンルによる簡単な番組検索機能も備えた。

photophoto 繰り返し予約の設定画面(左)とジャンル検索(右)

 付属の160GバイトiVDRには、地上デジタル放送の場合でおよそ20時間の番組を録画できる。録画した番組はコピーワンスとなるが、これはiVDRの規格がダビング10に対応していないため。「現在、コンソーシアムでダビング10対応を進めている状況」。また、日立製作所の「Wooo」シリーズで録画したiVDRに関しては、すべて再生できる。

(おわびと訂正:初掲載時、Woooの長時間モードで録画した番組は再生できないと記載しておりましたが、三洋電機より、Woooで録画したものはモードによらず再生できると訂正が入りました。おわびして訂正いたします)

photophoto 録画番組の一覧画面(左)。映像出力は、デジタルテレビ用のHDMI 1.3aおよびアナログテレビに接続するためのコンポジット端子のみ(右)

 映像出力は、デジタルテレビ用のHDMI 1.3aおよびアナログテレビに接続するためのコンポジット端子のみと割り切った仕様。またイーサネットポートも搭載しているが、データ放送や双方向サービスのためではなく、今秋に予定されているファームウェアアップデートでアクトビラに対応するという。「秋に放送波アップデートを行い、アクトビラべーシックからビデオ・フルまで対応する。アクトビラ ビデオのダウンロードサービスに関しては、次回以降の製品で対応を検討していく」。

 外形寸法は、約230(幅)×170(奥行き)×約41(高さ)ミリ。重量は約800グラム。160GバイトのiVDRカセットおよび赤外線リモコン、縦置きスタンドなどが付属する。

photophoto 三洋電機のロードマップ(左)。

 三洋電機では、repochを新規事業として継続的に製品を投入する計画だ。同社のロードマップによると、第2世代ではアクトビラのほかに「ひかりTV」や「YouYube」「Gyao」といったネットワークサービスをサポートするという。さらに第3世代では、iVDRのスロットを複数搭載したDLNAベースのホームサーバにすることを視野に入れている。「iVDRを介して車載システムとも連携し、ネットワークで家電の“まとめ役”となる情報サーバー。デジタルコンテンツの新しい楽しみ方を提案していきたい」(同社)。

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