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東芝、「ブルーレイVARDIA」はエントリーモデルから登場VHS一体型も

» 2010年01月14日 21時14分 公開
[ITmedia]
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 東芝は1月14日、Blu-ray Discドライブ搭載のハイビジョンレコーダー「ブルーレイVARDIA」3機種を発表した(→東芝、Blu-ray搭載の「VARDIA」と「REGZA」を発表)。いずれも2月中旬に発売する予定で、価格はオープンプライス。店頭では、1TバイトHDD搭載の「D-B1005K」が13万円前後、同じく1TバイトHDD搭載でVHS一体型の「D-BW1005K」は14万円前後、320GバイトHDDの「D-B305K」が10万円前後で販売される見込みだ。

photophotophoto 左から1TバイトHDD搭載の「D-B1005K」、320Gバイトの「D-B305K」、VHS一体型の「D-BW1005K」

 ハイビジョンテレビとレコーダーのセット購入率が高まっていることを受け、東芝が初めて市場に投入するBD搭載レコーダー。今回のラインアップは、“D”で始まる型番のエントリーモデルのみで、RD型番の製品は“おあずけ”になった格好だ。

 3機種とも地上/BS/CS110度のデジタルチューナーを2基搭載し、“ハイビジョンW録”に対応する。もちろん、同社の薄型テレビ「REGZA」シリーズと連携動作する「レグザリンク」をサポート。REGZAの電子番組表でVARDIAに録画予約したり、録画タイトルの再生といった操作が、テレビのリモコンで可能になる。搭載したBDドライブは、BD-Rで最高6倍速、BD-REでは最高2倍速の書き込みに対応(いずれもDL含む)。DVDメディアは、DVD-R/-R DL/-RWをサポートしている。

photophoto D-B1005Kの電子番組表(左)と録画番組一覧(右)

 MPEG-4 AVCによる長時間録画も可能だ。ハイビジョンの録画モードは、TS記録の「DR」にくわえ、AVCRECによる「AF」「AN」「AE」の計4モード。AEモードでは4倍と5.5倍を選択できる。5.5倍のAEモードですべて録画した場合、1Tバイトモデルなら508時間の録画が可能になる。また、AVCHD方式もサポート。ハイビジョンビデオカメラで撮影した映像をUSB端子やSDメモリーカードスロットでHDDに取り込み、BDにダビングできる。なお、従来機がサポートしていたHD Recは再生も含めて非対応となる。

 編集機能はイン点/アウト点を指定する部分消去に対応。フレーム単位の編集やプレイリストの作成などは行えない。同社では、「編集機能などについては現在検討中。HD Recへの対応については、今後の商品展開では必要に応じて入れていく。今回はエントリーモデルのため、ある程度思い切った」(下田氏)と話している。

 そのほかの仕様は下表の通り。

型番 D-B1005K D-B305K D-BW1005K
内蔵HDD容量 1Tバイト 320Gバイト 1Tバイト
VHS    
チューナー 地上デジタル×2、BS/CS110度デジタル×2、アナログ地上波
入出力端子 HDMI出力×1、D端子出力×1、映像入力×1(D-BW1005KのみS端子を装備)、映像出力×1(D-BW1005KのみS端子を装備)、光デジタル音声出力、アナログ音声出力、イーサネット端子など
外形寸法 430×61×318ミリ 435×100×399ミリ
重量 4.5キログラム 4.3キログラム 7.2キログラム
実売想定価格 13万円前後 10万円前後 14万円前後
発売時期 2月中旬

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