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ハーマン、AKGの新世代カナル型イヤフォン3機種をリリースNCタイプもラインアップ

» 2012年10月18日 19時40分 公開
[ITmedia]

 ハーマンインターナショナルは10月18日、AKGのカナル型イヤフォン3機種を発表した。「K3003」を頂点とする新世代カナル型イヤフォンシリーズのエントリー機。スタンダードな「K374」(実売7000円前後)、アップル製品対応のマイク付きリモコン搭載モデル「K375」(同じく9000円前後)、アクティブノイズキャンセリング機能を備えた「K391NC」(1万7000円前後)をラインアップ。11月上旬から順次発売する。

K374にはシルバーとレッド(左)、K375にはブラックとホワイトをラインアップ(右)。専用キャリングケース、3サイズのシリコンイヤーチップが付属する

 新開発の9ミリ径ドライバーを搭載。振動板の振幅時に発生する背圧を調整するポートをダブルにした「ダブル・ベンチレーション・システム」により、スムーズな振幅を実現。剛性の高いアルミニウムハウジングも合わせ、「豊かで厚みのある低域、スピード感と伸びのある中高域、そしてサイズを感じさせないワイドレンジ再生を実現した」(同社)という。再生周波数帯域は10〜2万4000Hz。音圧感度は104dB/mW。インピーダンスは28オームとなっている。

「K391NC」

 一方のK391NCは、音質への影響の少ないフィードフォワード式を採用したノイズキャンセリング・イヤフォンだ。ハウジング内に設置した小型マイクで集音した環境音を元に独自のNC回路がキャンセル信号を生成。カナル型ならではの遮音性と合わせ、環境ノイズを大幅に低減するという。

 ケーブルの途中にNCモジュールを設けており、内蔵のリチウムイオンバッテリーで駆動する。バッテリー駆動時間は、連続約35時間。また、電源をオフにすれば通常のイヤフォンとして利用できる。なお、充電は付属のケーブルでPCなどのUSB端子に接続するスタイルになっている。

 再生周波数帯域は12〜2万4000Hz。インピーダンスは32オーム。音圧感度は、ノイズキャンセリング機能使用時で100dB/mW、パッシブ(NCオフ)で92.5dB/mW。パッケージには、NCモジュール充電用のケーブル、専用キャリングポーチ、フライトアダプター、着脱式ケーブル2種(スマートフォン用、ノキア用プラグ)が同梱(どうこん)される。

専用キャリングポーチと各種ケーブル類が付属する

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