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ハーマン、AKGのフラグシップイヤフォン「K3003」を発売ハイブリッド3Way

» 2011年09月06日 19時16分 公開
[ITmedia]
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 ハーマンインターナショナルは9月6日、AKGのカナル型イヤフォン「K3003/K3003i」を発表した。3つのドライバーをステンレス製のハウジングで包み、プロオーディオのノウハウを詰め込んだという「新世代のフラグシップモデル」(ハーマン)。9月中旬に出荷を開始する予定で、価格はオープンプライス。店頭ではいずれも14万円前後になる見込みだ。

「K3003」ケーブルはYコネクターの上下で表面素材が異なる

 ハウジングをはじめ、Yコネクター、プラグといった主要パーツにステンレス素材を使用した高級イヤフォン。剛性の高いステンレスにより、ハウジング内の共振を抑えるとともに、フラグシップならではの高級感を演出している。K3003iは、K3003にマイク内蔵インラインリモコンを加えたバリエーションモデルで、iPhone/iPod/iPadと組み合わせてハンズフリー通話や基本操作が行える。なお、K3003iは一部セレクトショップとハーマンインターナショナルのオンラインショップ限定販売となる(Apple Store、nano・univers、RESTIR向け)。

 K3003では、3つのドライバーが高域、中域、低域をそれぞれ担当する3Way方式を採用している。しかも中域と高域にはバランスド・アーマチュア型、低域にはダイナミック型のドライバーと異なるドライバーが同居するユニークな“3ウェイ・ハイブリッド・テクノロジー”。「異なるニュアンスのドライバーを使うことで、音のつながり感にはとても気を遣った。フルレンジのようなスムーズ感を出しながら、豊富な情報量とワイドレンジ化を実現している」(同社)。

中域と高域にはバランスド・アーマチュア型、低域にはダイナミック型のドライバーを採用したユニークな3Way構成だ

 もう1つユニークなのが、ハウジングの先端に取り付ける「メカニカル・チューニング・フィルター」だ。接続する機器や音楽の特性に合わせ、好みの音質に微調整できるというもので、信号の電気的ロスを避けるため、透過性の異なるフィルターでアコースティックに音質のバランスを整えるという。AKGのリファレンス「REFERENCE SOUND」のほか、高域重視の「HIGH BOOST」(リング部が白)、および低域重視の「BASS BOOST」(リング部が黒)が付属。着脱はネジ式のため、誰でも簡単に付け替えることができる。

「メカニカル・チューニング・フィルター」は3種類。着脱はネジ式のため、誰でも簡単に付け替えることができる

 パッケージも高級感のある仕様だ。K3003/K3003iでは、製品出荷時に全数検査を行っており、厳しい品質検査に合格したことを示すシリアルナンバープレートが入っている。付属品は、持ち運びに便利なレザー調素材のキャリングケース、ステンレスを採用した航空機用デュアルミニヘッドフォンプラグアダプター、3サイズ(S/M/L)のシリコンタイプ・イヤーチップなど。K3003iには、4極→3極変換プラグも付属する。

レザー調素材のキャリングケース

パッケージにはシリアルナンバープレートが入っている。厳しい品質検査(全数実施)をクリアした証拠だ

「K3003i」と付属品。4極→3極変換プラグも付属する

 主な仕様は下表の通り。

製品名 K3003/K3003i
タイプ 密閉型
周波数特性 10Hz〜30kHz
インピーダンス 8オーム
入力プラグ 3.5ミリミニジャック
ケーブル長 1.2メートル
重量 10グラム(ケーブル含まず)
価格 オープンプライス

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