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192kHz/24bit対応の同軸/光デジタル入力を装備、マランツから「6000シリーズ」のプリメインアンプとCDプレーヤーが登場

» 2013年08月02日 20時29分 公開
[ITmedia]

 ディーアンドエムホールディングスは8月2日、マランツブランドのHi-Fiオーディオ新製品としてプリメインアンプの「PM6005」およびCDプレーヤー「CD6005」を発表した。価格はPM6005が6万3000円、CD6005は5万400円。9月下旬に発売する。

プリメインアンプの「PM6005」とCDプレーヤー「CD6005」。カラーはいずれもシルバーゴールド

 「PM6005」は、外観も中身も左右対称(シンメトリー)にデザインされたプリメインアンプ。“M1デザイン”のフロントパネルに加え、内部でもプリ部からパワーアンプ部、グランドラインに至るまで左右チャンネルが完全に同じ長さ、対称にレイアウトされている。このこだわりにより、「サウンドステージの立体感やディティールの表現力が実現されている」(同社)という。

 アンプ部にはフルディスクリート構成の電流帰還型増幅回路で、スルーレートの高い独自のアンプモジュール「HDAM-SA2」「HDAM-SA3」を実装することでハイスピード化を実現。DACにはシーラスロジック「CS4398」を使用している。出力は60ワット+60ワット(4オーム時)。

「PM6005」

 入力はアナログ4系統(アンバランス)、フォノ(MM)、光デジタル1系統、同軸デジタル1系統。デジタル入力がいずれも最大192kHz/24bitのPCM信号に対応しており、テレビやPC、DDC(デジタル・デジタルコンバーター)などからデジタル音声信号を入力できるのも特長だ。

 このほか、デジタル入力回路はアナログ回路に影響を与えないように専用のシールドボックスに封入。デジタル入力を選択していない時はデジタル入力回路への電源供給を停止し、アナログ入力の音質に影響を与えない仕組みも備えている。

 サイズは440(幅)×105(高さ)×370(奥行き)ミリ。重量は7.6キログラム。専用リモコンが付属する。

「CD6005」

 一方のCD6005は、従来機「CD6004」をベースに新型メカ、新開発のブロックコンデンサー、電源レギュレーターの刷新など最新のパーツや技術を取り込んだモデルだ。フロントパネルにUSB-A入力を備え、iPodやiPhoneのデジタル入力をサポートしたほか、USBメモリーに保存した楽曲ファイル(WAV、MP3、WMA、AAC)の再生にも対応している。

 出力は同軸/光デジタル。音楽CDはもちろん、iPodやUSBメモリーから入力した信号もリニアPCM出力できる。

 DACはシーラスロジックの「CS4398」。アナログ出力回路には、HDAMとHDAM-SA2を実装した。このほか、高速バッファーアンプを採用したフルディスクリートヘッドフォンアンプなど、細部まで音質重視の設計という。

 サイズは440(幅)×105(高さ)×340(奥行き)ミリ。重量は6.6キログラム。リモコンと音声ケーブル、リモート接続ケーブルなどが付属する。

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