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マランツ、ハイレゾ再生対応のネットワークCDレシーバー「M-CR610」テレビの音の強化にも

» 2013年07月26日 11時09分 公開
[ITmedia]

 ディーアンドエムホールディングスは7月26日、マランツブランドのネットワーク対応CDレシーバー「M-CR610」を発表した。価格は6万9300円で、8月下旬に発売する。

「M-CR610」。3ピースのフロントパネルに左右対称のレイアウトなどマランツらしいデザイン。光の具合でさまざまな表情を見せる光沢仕上げだ。ディスプレイには視認性の高い有機ELを採用。電源ボタンやカーソルキーはアルミ素材で、スピン加工を施している

 Wi-Fi を内蔵したオールインワンミュージックシステム。先代にあたる「M-CR603」をブラッシュアップし、対応するファイルフォーマットを増やしたという。CDやFM/AMラジオに加え、インターネットラジオ、DLNA1.5、AirPlayといったストリーミングメディア再生をサポートしており、PC/NASからのネットワーク再生では最大192kHz/24bitのFLACおよびWAVファイル、96kHz/24bit Apple Lossless などのハイレゾ音源を再生できる。なお、FLACとWAV ファイルに関しては曲間で途切れのないギャップレス再生が可能だ。操作は同社製アプリ「Marantz Remote App」で行う。

リアパネル。トップとサイドのパネルを後方に延ばし、横や上から見ても煩雑なケーブルや端子類が見えないようにした。スピーカー端子のピッチを広くとり、ケーブルを接続しやすくなっているという

 また、USB端子をフロントとリアそれぞれに装備。フロントは頻繁に抜き差しするiPod/iPhone(デジタル接続)やUSBメモリーなど、リアは常設のUSB外付けHDDといった具合に使い分けることができる。なお、本体はスタンバイ中でもiPodなどの充電が終わるまで電流を供給し続ける「スタンバイ充電機能」も備えた。

 背面には光デジタル入力も装備。テレビやPCと接続し、手持ちのパッシブスピーカーを組み合わせれば、薄型テレビの音を手軽に強化できるという。

スピーカーは付属しない。左はマランツ「LS603」(2万4150円)との組み合わせイメージ。右は同社が扱うB&Wの「CM1」(13万4000円)との組み合わせイメージだ

 内蔵のフルデジタルアンプは、実用最大出力で各チャンネル60ワット。4ch出力が可能で、バイアンプ駆動に対応するほか、2組のスピーカーを同時に、または切り替えて鳴らすこともできる。外形寸法は、292(幅)×112(高さ)×303(奥行き)ミリ。重量は3.4キログラム。

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