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» 2013年10月19日 02時02分 UPDATE

どんぐりのカタチにも理由がある、音茶楽の新イヤフォン「Donguri-欅(KEYAKI)」

外観はどんぐり。しかし緻密(ちみつ)な構造のカナル型イヤフォンが登場した。

[ITmedia]

 音茶楽(おちゃらく)は10月18日、飛騨高山の木工職人集団オークヴィレッジとのコラボレーションモデル第2弾として、カナル型イヤフォン「Donguri-欅(KEYAKI)」を発表した。価格は4万5150円。11月23日に発売する。

ts_ocha01.jpg 「Donguri-欅(KEYAKI)」

 キャビネットは、削りだしのステンレスと木材のハイブリッド構成。木材の中でも音の伝わる速度が最も早く、響きが美しいケヤキの芯材をリアキャビネットに採用し、さらに“どんぐり”型にすることで定在波を抑制し、より自然な音質に仕上げたという。

ts_ocha02.jpg 外観はどんぐりだが、内部は極めて複雑な構造

 カナル型イヤフォンにありがちな6kHz付近のピークを抑えるため、同社が特許を持つ「トルネード・イコライザー方式」を採用。これは、音の通り道に中空状のネジ部品を設け、パイプ中央を通る第1の経路と、ネジの谷と外壁との間に設けた第2の経路で距離差をつけるというもの。バイパス(第2の経路)を通った音波の位相を反転させ、不要な音波が互いに打ち消し合うという。

 「外側の経路を通る音波が竜巻状に伝わるため、トルネード・イコライザー方式と名付けた。同時に高音域のマスキング現象も解消され、細かい音まで聞こえるようになる」(音茶楽の山岸亮社長)。

 また、山岸氏自身がソニー時代に開発した(現在は特許切れ)という音響回路「アコースティック・ターボ回路」により、低fo(最低共振周波数)と高感度を両立。この2つの技術を組み合わせて「トルネード・ターボ方式」と呼ぶ。

 ドライバーにも多くの工夫がある。タンジェンシャルレス振動板を採用した10ミリ径ダイナミック型ドライバーには、400kJ/m3の強力なネオジムマグネットを採用。プレートとヨークには銅メッキを施した電磁純鉄を用い、強力な磁気回路を構成した。ボイスコイルにはCCAW線を採用し、200ミリワットの高耐入力を実現。なお、再生周波数は5〜3万Hzで、インピーダンスは18オーム、感度は106dBとなっている。

 コンプライフォームイヤーチップや専用の収納トレイなどが付属する。ちなみに収納トレイは従来の“お茶缶”ではなく、木製の枡型となっている。

ts_ocha03.jpg 妙に調和する枡とどんぐり

 同社では、10月26日、27日に東京・青山で開催される「秋のヘッドフォン祭2013」で「Donguri-欅(KEYAKI)」の展示と少量の先行販売を行う予定だ。

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