音茶楽は10月22日、カナル型イヤフォン「Flat4ー楓(KAEDE)」を発表した。同社が特許を持つ「ツイン・イコライズド・エレメント方式」を採用し、センターキャビネットには木目が美しいカエデ材を使用した。200セットの限定生産で、価格はオープン。11月23日からフジヤエービック、オークヴィレッジおよび音茶楽Sound Customize店舗で販売を開始する。音茶楽Sound Customizeでの販売価格は7万1400円となっている。
10ミリ径のダイナミック型フルレンジドライバー2個を対抗配置し、駆動系の反作用による機械振動をキャンセルする“水平対向型イヤフォン”の高級機。密閉型を超える低音再生にくわえ、低域から中域までの音圧感度を向上する。また、上部に位相補正チューブを設けて外耳道閉管共振を抑制。これにより、マスキング効果を排除して中高音域を改善するという。周波数特性は3.5〜3万5000Hz。
さらに新製品では、響きが良く木目の美しいカエデ材をセンターキャビネットに採用。表面に拭き漆加工を施し、響きを調整した。外側に飛び出した位相補正チューブも漆加工することにより、見た目の美しさと響きの抑制に成功したという。「どちらも飛騨高山で、職人の手でていねいに仕上げられた逸品」(同社)。
本体質量は約17グラム。インピーダンスは18オーム。
コードは1.2メートルのY字型で、プラグは3.5ミリ金メッキステレオミニプラグを採用した。カエデとキリのむく材を使用した専用収納箱、コンプライフォームのイヤーチップなどが付属する。
なお、10月27日〜28日に東京・青山で開催される「秋のヘッドフォン祭2012」で、少量の先行販売を行う予定だ。
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