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» 2013年11月06日 21時18分 UPDATE

薄型テレビの廃プラスチックをリサイクルする技術、シャープが発表

シャープが関西リサイクルシステムズとともに、薄型テレビから回収したプラスチックのリサイクル技術を開発した。耐久性など新品素材と同等の特性を持った再生材が生み出せるようになった。

[ITmedia]

 シャープは、使用済み薄型テレビから回収したプラスチック(PC+ABS樹脂)を独自の手法で新品材料と同等の特性に回復させるリサイクル技術を関西リサイクルシステムズと共同開発した。

 PC+ABSは、ポリカーボネートとアクリロニトリル・ブタジエン・スチレンを混合した樹脂材料。同社は、すでにPP(ポリプロピレン樹脂)、PS(ポリスチレン樹脂)に関してはリサイクル処理した再生材を製品部材として利用する「自己循環型マテリアルリサイクル技術」を実用化しているが、薄型テレビで使用されるPC+ABSなどの素材は長期間の利用で剛性や耐衝撃性、難燃性といった特性が低下してしまうため、再生利用が難しかったという。今回開発した技術は、そうした素材の再生時に利用できる添加剤の処方だ。

Photo 薄型テレビ プラスチック リサイクルの流れ

 シャープでは、5月からKRSC第2工場に対し、使用済み薄型テレビ素材の再生技術を導入しており、その再生材は11月に発売する車載用プラズマクラスターイオン発生機「IG-FC15」の部材に採用する予定だ。

ts_pcabs02.jpgts_pcabs03.jpg 車載用プラズマクラスターイオン発生機「IG-FC15」

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