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「楽器の生々しさ、声の厚みなどが復活」、ウォークマン「Fシリーズ」に「DSEE HX」を追加

» 2013年12月11日 23時12分 公開
[ITmedia]

 ソニーは12月11日、ハイレゾ対応ウォークマン「NW-F885」「NW-F886」「NW-F887」の3製品に向けて新しいシステムソフトウェアの提供を開始した。

ウォークマンFシリーズ

 アップデートの目玉は「DSEE HX」の搭載。CD音源やMP3などの圧縮音源をハイレゾ相当の最大192kHz/24bitにアップスケーリング&ビット拡張。より繊細な表現が可能になるという。

 ソニーのアップスケーリングは、さまざまなジャンルのハイレゾ音源とそのCDなどを解析し、差分を“予測モデル”としてデータベース化している。例えば入力信号が高い声のボーカルであれば、「フラットに上までのびる」といった予測モデルがあり、似た楽曲を再生する際は、これを元に再生帯域の拡大とビット拡張を行う。「楽器の生々しさ、声の厚みなどが復活する」(同社)。


 なお、アップデート後はDSEE HXの設定はオフ。DSEE HXは処理が重く、オンにしている場合はバッテリー消費が増えるという。

 このほか、音楽再生アプリ「W.ミュージック」で楽曲名などを直接入力することにより、簡単に曲を探すことができる「トラック検索機能」も搭載した。

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