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“音のプロ”に最適な音質と耐久性――ゼンハイザーがDJ用ヘッドフォン3機種を発表

» 2014年04月01日 20時35分 公開
[ITmedia]
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 ゼンハイザージャパンは4月1日、密閉ダイナミック型ヘッドフォン「HD 8 DJ」「HD 7 DJ」「HD 6 Mix」を発表した。いずれもプロのDJや音楽制作者が主なターゲット。発表会は、DJが置かれる環境を再現するために都内のクラブを借り切って行われた。

発表会はDJが置かれる環境を再現するため、都内のクラブを借り切って行われた。3製品はいずれもオープンプライス。店頭では3万〜4万円台前半になる見込みだ

 まず3製品共通の特長として、用途に合わせた音質と装着感、そして高い耐久性が上げられる。ケーブルは着脱式で、ひねってロックする機構を採用。左右どちらからでも“片だし”にできる仕様だ。3製品すべてにカールコード(1.5〜3メートル)とストレートケーブル(3メートル)が付属する。またベロアイヤーパッドも取り外しが可能で、スペアも同梱(どうこん)されている。

 「HD 6 Mix」は、オーディオミキシングやモニタリングに適したヘッドフォンだ。イヤーカップを回転させることはできないが、「音のチューニングをする際に最適なパフォーマンスを発揮する」(同社)という。

「HD 6 Mix」。イヤーカップを回転させることはできない

 一方の「HD 7 DJ」は、型番通りDJ用途を強く意識したモデル。イヤーカップの位置は3ポジションでずらすことが可能で、片耳だけにヘッドフォンをあてる“片耳モニター”に対応する。音質は「重低音や高音域を際立たせる仕様」となっており、DJブースのような騒音の大きい場所でも明瞭(めいりょう)な音を聴くことができるという。

「HD 7 DJ」。コンパクトに折りたたみが可能だ

 「HD 8 DJ」は、「最良のサウンドバランス」(同社)の最上位モデルだ。3ポジションの可動式イヤーカップなど「HD 7 DJ」と共通する部分も多いが、ステンレス製のスイーベルリングやメタル製ヘッドバンドで高級感を演出した。

「HD 8 DJ」。ステンレス製のスイーベルリングを採用

イヤーカップの位置は3ポジションでずらすことが可能(左)。ベロアイヤーパッドは交換もできる(右)

 「今回の3製品は、対応する周波数(8〜3万Hz)こそ共通だが、HD 8 DJだけは明確に異なる。例えば重低音を伴うエレクトロニックミュージックでも、重低音を損なわずにほかの音域もカバー。大音量の中で使用した場合でも期待通りのクリアな音を聴くことができる」(同社)。

会場で流された動画では、ヘッドフォンをひねってみせたり、落下試験の模様を披露して堅牢さをアピール。1.8メートルの高さから落としても全く影響がないという(左)。試聴用にヘッドフォンアンプも用意された(右)

型番 HD 6 Mix HD 7 DJ HD 8 DJ
型式 密閉ダイナミック型
再生周波数帯域 8〜3万Hz
インピーダンス 150オーム 95オーム
音圧感度 115dB 112dB 115dB
重量(ケーブル除く) 約260グラム 約263グラム 約287グラム
実売想定価格 3万円前後 3万6000円前後 4万2000円前後
付属品 3メートルストレートケーブル、1.5〜3メートルカールコード、6.3ミリ変換アダプター、ベロアイヤーパッド、キャリングケース

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