ゼンハイザージャパンは4月1日、密閉ダイナミック型ヘッドフォン「HD 8 DJ」「HD 7 DJ」「HD 6 Mix」を発表した。いずれもプロのDJや音楽制作者が主なターゲット。発表会は、DJが置かれる環境を再現するために都内のクラブを借り切って行われた。
まず3製品共通の特長として、用途に合わせた音質と装着感、そして高い耐久性が上げられる。ケーブルは着脱式で、ひねってロックする機構を採用。左右どちらからでも“片だし”にできる仕様だ。3製品すべてにカールコード(1.5〜3メートル)とストレートケーブル(3メートル)が付属する。またベロアイヤーパッドも取り外しが可能で、スペアも同梱(どうこん)されている。
「HD 6 Mix」は、オーディオミキシングやモニタリングに適したヘッドフォンだ。イヤーカップを回転させることはできないが、「音のチューニングをする際に最適なパフォーマンスを発揮する」(同社)という。
一方の「HD 7 DJ」は、型番通りDJ用途を強く意識したモデル。イヤーカップの位置は3ポジションでずらすことが可能で、片耳だけにヘッドフォンをあてる“片耳モニター”に対応する。音質は「重低音や高音域を際立たせる仕様」となっており、DJブースのような騒音の大きい場所でも明瞭(めいりょう)な音を聴くことができるという。
「HD 8 DJ」は、「最良のサウンドバランス」(同社)の最上位モデルだ。3ポジションの可動式イヤーカップなど「HD 7 DJ」と共通する部分も多いが、ステンレス製のスイーベルリングやメタル製ヘッドバンドで高級感を演出した。
「今回の3製品は、対応する周波数(8〜3万Hz)こそ共通だが、HD 8 DJだけは明確に異なる。例えば重低音を伴うエレクトロニックミュージックでも、重低音を損なわずにほかの音域もカバー。大音量の中で使用した場合でも期待通りのクリアな音を聴くことができる」(同社)。
型番 | HD 6 Mix | HD 7 DJ | HD 8 DJ |
---|---|---|---|
型式 | 密閉ダイナミック型 | ||
再生周波数帯域 | 8〜3万Hz | ||
インピーダンス | 150オーム | 95オーム | |
音圧感度 | 115dB | 112dB | 115dB |
重量(ケーブル除く) | 約260グラム | 約263グラム | 約287グラム |
実売想定価格 | 3万円前後 | 3万6000円前後 | 4万2000円前後 |
付属品 | 3メートルストレートケーブル、1.5〜3メートルカールコード、6.3ミリ変換アダプター、ベロアイヤーパッド、キャリングケース | ||
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