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「HDMIを100メートル先まで」、エミライが4K対応のHDMIエクステンダーを発売デジタルサイネージなどに向いてます

» 2014年06月23日 13時15分 公開
[ITmedia]

 エミライは2014年6月23日、オーストラリアKordz社の4K対応HDMIエクステンダー「PLX-HDB.1」「PLX-HDB.4」を7月1日から発売することを明らかにした。価格はPLX-HDB.1が5万8000円で、PLX-HDB.4が12万2857円(どちらも税別)。

エミライが発売するHDMIエクステンダー「PLX-HDB.1」(左)と「PLX-HDB.4」(右)。

 非圧縮のHDMI信号をイーサネットケーブルで伝送する「HDBaseT」技術を利用している。どちらも送信側1つ、受信側1つの合計2つをセットにして販売する。送信側と受信側の両方にHDMI機器を接続したら、エクステンダー同士をイーサネットケーブル(カテゴリー6以上を推奨)で接続して使用する。エクステンダー間の距離は最長で100メートルまで伸ばせる。

 PLX-HDB.1は、4k/24p映像なら最長で40メートル、フルHD映像なら最長で100メートルまで伝送できる。一方、PLX-HDB.4は4k/24p映像も100メートルまで延長できる。

 電源の扱いも異なる。PLX-HDB.1は送信側、受信側両方に電源アダプタが必要だが、PLX-HDB.4は片方に電源アダプタを付ければ、もう片方にはイーサネットケーブルを通して電源を届ける。これにはPoE(Power over Ethernet)技術を利用している。

 さらにPLX-HDB.4は、HDMI信号のほかにPCなどのイーサネット通信や、RS-232C通信をやりとりする機能も備えている。

「PLX-HDB.4」の本体前面と背面。HDMIのほかにイーサネットやRS-232Cの端子がある。電源アダプタの端子は片側(左)にしかない

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