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» 2014年08月31日 16時16分 UPDATE

ハイレゾ対応ポタアン検証(2):iPhoneによるハイレゾ再生との相性も抜群、オンキヨー初の多機能ポタアン「DAC-HA200」 (1/3)

オンキヨー初のUSB-DAC内蔵ポータブルヘッドフォンアンプ「DAC-HA200」。ティアック「HA-P50」と基本設計を共通としながら、オペアンプを新日本無線の「MUSES8920」に変更するなど、独自の音作りを行っている。Android端末も使い、音質もじっくりと評価していこう。

[山本敦,ITmedia]

 「DAC-HA200」は、オンキヨーから初めて発売されたUSB-DAC内蔵のポータブルヘッドフォンアンプだ。ティアック「HA-P50」と基本設計を共通としながら、オペアンプを新日本無線の「MUSES8920」に変更するなど、独自の音作りを行っている。PCはもちろん、iPhoneからのハイレゾ音源再生にも対応した高いコネクティビティーも特徴だ。

ts_ha200onkyo01.jpg オンキヨーのハイレゾ対応USB-DAC内蔵ポータブルヘッドフォンアンプ「DAC-HA200」

 DACチップにはバーブラウンの「PCM5102」を採用し、最大96kHz/24bitまでのPCM信号の入力に対応する。パワーアンプ部にはプッシュプル構成のディスクリート回路を搭載。入力端子も充実しており、本体背面にはUSB-Type A端子とmicroUSB端子を搭載する。その横に入力切り替えスイッチがあり、フロントの光ミニ端子との切替が可能だ。A型のUSB端子にはiPhoneやAndroidスマートフォンをつないで高品位なデジタル接続による音楽再生が可能。microUSB端子はPCとの接続をメインに想定したもので、PC再生時には内部クロックによる高精度なDA変換を行う。光入力にはAstell&KernのAKシリーズのように光デジタル出力を持つハイレゾオーディオプレーヤーを接続してより高品位な再生が楽しめる。

ts_ha200onkyo02.jpg フロントパネルの左側にステレオミニ端子のイヤフォン出力を搭載。隣は光デジタル(アナログ兼)入力端子。ゲインセレクターは2段階で切り替えられる

ts_ha200onkyo03.jpg 本体背面は右側がiPhoneやAndroidスマートフォンのデジタル入力に対応するUSB端子。隣がPCソースの入力用途をメインに設けられたmicroUSB端子。フロントの光デジタル入力とソースを切り替えるスイッチも装備する

 組み合わせるヘッドフォン/イヤフォンの対応インピーダンスは8オームから600オームまでと、Hi-Fiクラスを含めて主要モデルを幅広くサポートできる。フロントには2段階のゲインセレクターを装備した。

ts_ha200onkyo06.jpg 本体の付属品。バッテリー用とデータ転送用のUSBケーブルがそれぞれ1本ずつついてくる

 内蔵バッテリーはUSB経由で充電ができ、最長連続駆動時間はUSB-Type A端子入力にiOS機器を接続した場合でおよそ8時間、microUSB端子からの入力時で11時間を確保しているので、安心してポータブルリスニングに活用できる。なおPCオーディオで使用する際にも、Windows/MacともにOS標準のドライバーで動作が可能だ。

ts_ha200onkyo04.jpg ボリュームノブにはローレット加工を施している

 本体はiPhone 5sと重ねてみて縦横がやや大きいぐらいのコンパクトサイズ。厚みも21.7ミリと薄型に設計されている。210グラムという軽さもポータブルをメインに使う場合はメリットに感じられる。アルミ製のボディはマット加工がされていて、上品なブラックの天面パネルにONKYOのブランドロゴが映える。四辺のラウンドフォルムにより、手のひらに収めた時のホールド感がとても心地良い。さらにフロントとリアパネルはヘアライン処理で仕上げて、ボリュームノブにもローレット加工を施す手の込みようだ。iPhoneとアンプを重ねて固定するためのラバーバンドやUSBケーブルが付属する。

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