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zionote、USB入力を光デジタルなどに変換する「CARAT-T4」発売ノイズ対策に力を入れました

» 2014年09月01日 15時30分 公開
[ITmedia]

 zionoteはUSB-DDCの新製品「CARAT-T4」を2014年9月12日に発売する。価格は3万4800円(税込)。PCとUSBで接続することで、音声データを光デジタル出力、同軸デジタル出力、AES/EBUデジタルバランス出力のいずれかのデジタル信号に変換することができる。この出力をコンポやアンプのデジタル入力端子に接続すれば、信号劣化を最小限に防ぎながら、PCからの音声データを再生できる。

zionoteのUSB-DDC「CARAT-T4」。本体前面にはスイッチとLEDランプ、そして光デジタル出力端子がある

 ノイズ対策に力を入れている点が特徴。まず、USBアイソレータを搭載し、USBでつながっているPCからのノイズを遮断した。また、電源部もUSBとデジタル信号処理部で分離した構成としている。これで、USBから流入する可能性のあるノイズを抑えることができるという。

 同軸デジタル出力とAES/EBUデジタルバランス出力には、米サイエンティフィックコンバージョン社の最高グレードのパルストランスフォーマーを使用している。パルストランスフォーマーの部分を低価格トランスや簡易な回路で構成する場合よりも、音質が向上し、クリアな音になるとしている。

 入力端子はUSB(192kHz/24ビットまで対応)のみ。出力端子は光デジタル出力、同軸デジタル出力、XLR端子(AES/EBUデジタルバランス出力)を持つ。

「CARAT-T4」の背面。左からXLR端子、同軸デジタル出力端子、ACアダプタとの接続端子、PCからのUSB入力端子が並ぶ

 PCはWindows XP/Vista/7/8(すべて32/64ビット対応)、Mac OS X 10.6以降のいずれかをインストールしたものを使用できる。PCとの接続に使用するUSBケーブルと、電源用のACアダプタが付属する。外形寸法は75(幅)×132(奥行き)×35(高さ)ミリ、重量は約290グラム。

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