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» 2015年04月08日 11時15分 UPDATE

ワイヤレスで行こう!:ワイヤレスなだけじゃない! ノイキャン機能まで全部入りのデノン「AH-GC20」 (1/3)

最近のBluetooth対応ヘッドフォンの中には、アクティブノイズキャンセリング機能もまとめて搭載するいわば“全部入り”の上位製品が増えている。今回はデノンが発売する“全部入り”のBluetoothワイヤレスヘッドフォン「AH-GC20」をピックアップし、そのメリットを分析してみたい。

[山本敦,ITmedia]

 ポータブルヘッドフォンにとって、その音質もさることながら、屋外リスニング環境でどれほど便利に音楽が聴けるかという点が重要な評価基準の1つになる。だから利便性のベクトルでヘッドフォンの進化を考えた場合、「ワイヤレス」と「ノイズキャンセリング」の出会いはごく自然な流れと受け止めることができる。

ts_denongc01.jpg Bluetoothワイヤレスにアクティブノイズキャンセリング機能まで搭載したデノンのヘッドフォン「AH-GC20」

 ノイズキャンセリングヘッドフォンを使うことの意義は、何と言っても第一に音楽を“いい音”で聴くためであることはいわずもがなであるが、一方では音楽を聴いていなくても、例えば飛行機や電車での長旅の最中、周囲の騒音を消して静かに過ごしたい時にも役に立つ。周りの騒音をシャットアウトして仕事や勉強に集中したい時にも、音楽をかけずにノイズキャンセリング機能をオンにして身に着けるという人も多いと聞く。だから、長時間使うのであれば装着感の善し悪しも重要な評価ポイントだ。本体の軽さやヘッドバンドによる側圧の程度、イヤーパッド&ヘッドバンドのクッションが柔らかくつくられているかなど、自分好みのフィット感が得られるかについても、店頭のデモ機で十分に吟味(ぎんみ)して選びたい。

 ほかにもノイズキャンセリングヘッドフォンを活用するときの作法として、特に音楽リスニング時の安全性も気にかけておこう。周囲の騒音をシャットアウトしてしまうということは、ふだんは自然に聞こえている環境音が大幅に聞こえづらくなるということだ。だから街を歩きながらノイズキャンセリング機能を有効にして使うのは極力控えた方が良いし、ノイズキャンセリング機能のオン・オフを切り替えて使えるヘッドフォンの方が理想的だ。今回紹介するデノン「AH-GC20」はその点も抜かりはない。

ノイキャン機能がパワーアップした「AH-GC20」

 “トラベルスタイル”をコンセプトに掲げるデノンの“GLOBE CRUISER”シリーズから、新しいヘッドフォンが発売されるのは2012年にデビューした初代機の「AH-NCW500」以来になる。このほど発売される「AH-GC20」には、イヤーカップの中に発生するノイズを除去するフィードバック方式と、ハウジングの外側に置いた小型マイクでノイズを打ち消すフィードフォワード方式を合体させた「デュアル・アクティブ・ノイズキャンセリング機能」が搭載された。

ts_denongc02.jpg 本体はコンパクトに折りたたんで、付属のセミハードケースに収納して持ち運べる

ts_denongc03.jpg 本機の付属品一式。バッテリー切れの際には付属のケーブルで有線接続でリスニングができる。航空機変換アダプターも付いてくる

ts_denongc06.jpg 本体の前側にはフィードフォワードマイクを複数配置。写真の側面フレームに見える3つの穴が全てそう

 Bluetoothとノイズキャンセリング機能はどちらかだけをオンにして使うこともできるので、街歩きで音楽を聴きたい時にはノイズキャンセリング機能をオフにして使うこともできる。

 各種操作ボタンはハウジングの側面に配置する。楽曲再生のコントロール、ボリュームのアップダウン、ノイズキャンセリング機能のオン/オフなど、それぞれ個別にボタンが用意されているので操作ミスも起きにくいと思う。ルックスのエレガントさが損なわれないよう、ボタンはハウジングの色に合わせてサイズも小さくした。ボタンのクリック感が浅く、手応えが分かりにくく感じられたが、音声ガイダンス機能の「Voice Prompt」も搭載されているので、Bluetoothの接続状態やノイズキャンセリング機能のオン/オフは声で知らせてくれる。

 ハンズフリー通話はCVC(Clear Voice Capture)を搭載したことにより、ノイズを除去しながらクリアな音声コミュニケーションが可能だ。スマホ以外に、iPodやウォークマンなどオーディオプレーヤーを両方同時にペアリングしておけば、プレーヤーで音楽を聴いている時にも電話の着信に反応できるマルチポイント接続にも対応した。

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