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デノン、ノイズキャンセリング機能付きBluetoothヘッドフォン「AH-GC20」有線でも使えます

» 2015年03月24日 10時02分 公開
[ITmedia]

 デノンは3月24日、ワイヤレス・ノイズキャンセリング・ヘッドフォンの新製品「AH-GC20」を発表した。4月下旬にオープンプライスで発売する。店頭では3万5000円前後になる見込みだ。

「AH-GC20」。ハンガーはアルミ製

 「GLOBE CRUISER」(グローブ・クルーザー)シリーズの新モデル。新開発の40ミリ径ドライバーを搭載し、振動板前後の音圧バランスを調整して音響特性を最適化する「アコースティック・オプティマイザー」構造を採用。再生周波数帯域は5〜4万Hzとハイレゾ再生にも十分な実力を持っているが、Bluetooth接続がメインのためハイレゾ対応はうたっていない。ただし、付属のオーディオケーブル(1.3メートル)を接続すれば通常のパッシブヘッドフォンとして利用することもできる。有線接続時のインピーダンスは100オーム、感度は102dB/mW。付属のケーブルは導体に無酸素銅(OFC:Oxygen-Free Copper)を採用した。

 イヤーパッドはアラウンドイヤー型で、日本のサプライヤーと新開発した人工皮革を使用している。フレームはフォールド・イン&フォールド・フラット機構を備え、全体をフラットでコンパクトな形状に折りたたむことができる。本体重量は275グラム。

フラットにして付属のセミハードケースに収めたところ

2つのマイクを備えたアクティブノイズキャンセリング

 ノイズキャンセリング機能は、ハウジングの内側と外側に配置した2つのマイクでノイズをモニターするデュアル・アクティブノイズキャンセリング方式だ。フィードバックとフィードフォワードの2方式を組み合わせ、周囲と耳元の両方の騒音から生成した逆位相の信号でノイズを高精度に打ち消す。

 「音が入ってくる流れに沿ってマイクを配置した。混み合う電車や街の喧騒(けんそう)の中でもクリアな音を聴くことができる」(同社)。

ハウジングはGFPR素材で密閉型。表面はラバー仕上げによりマットな質感とした。イヤーパッドは人工皮革を使用している

 Bluetoothはver.4.0。コーデックはSBCのほか、AACとaptXをサポートした。またaptX Low Latencyにも対応しているため、動画視聴やゲームで気になる音声と映像のズレを最小化できる。もちろんSCMD-T方式の著作権保護機能により、ワンセグ放送の音声を聞くことも可能だ。

操作部とインタフェース部

 ハンズフリー通話にも対応。2台までのマルチポイント接続に対応しており、例えば音楽プレイヤーで音楽を聴いているときにスマートフォンに着信があれば切り替えて使用できる。ペアリング情報は8台まで記憶可能。なお、通話時にはcVc(Clear Voice Capture)技術とデュアルマイクでエコーやノイズを低減した音声通話が行える。

 電源はリチウムイオンバッテリー。ワイヤレス&ノイズキャンセリングがオンの状態でも約20時間の連続駆動が可能だ。

付属品。航空機アダプターや6.3ミリ標準プラグ変換アダプターも付属する

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