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オンキヨー、ミドルクラスのAVアンプ「TX-RZ800」とDolby Atmosイネーブルドスピーカー「D-309H」を発売

» 2015年07月30日 15時00分 公開
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 オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは7月30日、オンキヨーブランドの7.2ch対応AVアンプ「TX-RZ800」を8月下旬に発売すると発表した。価格は15万9000円(税別)。色はブラックのみ。

7.2ch対応AVレシーバー「TX-RZ800」

 TX-RZ800は、同社AVアンプのラインアップではミドルレンジに相当するモデル。Dolby AtmosとDTS:Xという最新のオブジェクトオーディオに対応しているほか、WAV、FLAC、DSDなどのハイレゾ音源再生や4K映像パススルー出力(HDCP2.2準拠)などのトレンドを取り込んだ。なお、DTS:Xについては、後日ファームウェアアップデートにより対応する予定だ。

 同社のエントリーモデル「TX-NR646」との主な違いは、ノイズ対策と強力なスピーカードライブ強化の2点。ノイズ対策については、独自のデジタルノイズを除去するフィルター回路「VLSC」を搭載(フロント2ch)。またパワーアンプ部の基板を1chごとに垂直に配置。左右シンメトリーにレイアウトすることで、チャンネル間の条件差をなくし、信号経路を最短化してノイズの混入を極力排除したという。また、スピーカードライブについては、カスタムメイドの大型電源トランスや大容量コンデンサー(1万5000μF)により、瞬時電流供給能力を高めた。実用最大出力は各チャンネル230ワット(6オーム、1ch駆動、JEITA)。

 機能面では、BluetoothやWi-Fiを内蔵し、スマートフォンからのワイヤレス楽曲再生が可能。ネットワークオーディオ機能では、最大192kHz/24bitのWAV/FLACに加え、DSD 5.6MHzまでをカバーしている。なお、USBストレージからのハイレゾ音源再生も可能だが、DSDは2.8MHzまでとなる。DACは384kHz/32bitのハイグレードタイプを搭載する。

 専用アプリ「Onkyo Remote」をスマートフォン(iOS/Android)に導入すれば、ワイヤレスで操作が行える。また「radiko.jp」「TuneIn」「Radio」機能を搭載しており、インターネットラジオも楽しめる。

7.2ch対応AVレシーバー「TX-RZ800」の背面

 HDMI入力は8系統、出力も2系統を装備。最新の著作権保護技術、HDCP 2.2に準拠しており、4K/60p(4:4:4)に対応する。そのほかの映像入力は、コンポーネント×1、コンポジット×1。音声入力はデジタル×5(光×3、同軸×2)にアナログ×8、PHONO×1、音声出力はサブウーファー×2、アナログ×2、7chプリアウト×1となっている。その他、ヘッドフォン端子×1、LAN端子×1、USB端子×1。

 外形寸法は435(幅)×433.5(奥行き)×201.5(高さ)ミリ。重量は17キログラム。リモコン、AM/FM室内アンテナ、電源ケーブル、測定用マイク他が付属する。

Dolby Atmos導入のハードルを下げるイネーブルドスピーカーも

 あわせて発表されたのが、Dolby Atmosイネーブルドスピーカー「D-309H」も発表。9月上旬に発売する。価格は2台1組で6万4800円(税別)。本体色はブラックのみ。

Dolby Atmosイネーブルドスピーカー「D-309H」(写真=左)、背面(写真=右)

 D-309Hは、手持ちのスピーカーシステムを活用してDolby Atmosの視聴環境を構築できるのが特徴。フロントスピーカーの上などに設置して天井へ音を反射させることで天井スピーカーを不要にする仕組みだ。2Way密閉型で定格インピーダンスは6オーム、最大入力は80ワット。

 本体サイズは142(幅)×238.5(奥行き)×136.5(高さ)ミリ、2.2キロ。ターミナルは金メッキ真鍮削り出しネジ式でバナナプラグ対応。スピーカーケーブル(3メートル)×2、滑り止めシート×2、クッション×8、グリルネット×2が付属する。

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