ここ数カ月、Twitterでたびたびトレンド入りする「キンプリ」の文字。これは、劇場版アニメ「KING OF PRISM by PrettyRhythm」(以下、キンプリ)の略称で、興行収入が5億円を突破する他、初公開から3カ月以上に渡り上映され続けるなど、名実ともに異例の大成功を収めている。
同作は、アニメ「プリティーリズム・レインボーライブ」に登場する男性ユニットにスポットを当てたスピンオフ作品だ。
キンプリの見どころは、「プリズムショー」と呼ばれるアイススケートをモチーフにしたパフォーマンスショー。一番の見せ場である「プリズムジャンプ」では、各男性キャラクターの心象風景が描かれ、裸で無限ハグをしたり、お尻からはちみつを出したりする。実際に映像を見ないとイメージしづらいだろうが、1度見ると忘れられないほどのインパクトを残すのは間違いない。
時間帯や場所によってはいまだに満席状態が続く今の盛り上がりからは想像しがたいが、1月9日の公開当初は閑古鳥が鳴いているような状態で、上映館数も徐々に縮小していくほどだった。
そんな無名のキンプリは、どのように大ヒット作品に成長したのだろうか。キンプリのプロモーションを担当したエイベックスの柴田理紗さんに勝因を聞いた。
柴田さんは、キンプリ公式Twitter(@kinpri_PR)の“中の人”を務めるのはもちろん、応援上映(後述)のPV作成やキャラクターイベントの実施など、キンプリ全般のプロモーションを担当する、ファンに一番近い存在だ。
「最低限の予算しかない中、そのときできることを全力でやり続けました」と語る柴田さんは、一体どんな仕掛けで奇跡を起こしたのだろうか。
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