私たちの暮らしを便利にしてくれる家電。特に白物家電には、時代と歩んできた進化の歴史がある。今回は、人気連載滝田勝紀の「白物家電、スゴイ技術」から、家電の進化を実感できる記事を紹介する。優れた家電は一日にして成らず。
独自の回転式シェーバーを開発し続けているフィリップス。発売から76年、売上累計7億台を誇る“電動シェーバーの元祖”だ。 時代が進むごとにヘッドの数は2つから3つへと増え、技術革新とともに形状も変わった。フローティングヘッドやセントラルドライブ機構など、多くの快適な深剃り技術が開発され、デザインにも常に時代が反映された。
過去の記事では、製品の進化と歴史について、オランダ本国にあるドラハテン工場を訪問し、電動シェーバーの開発リーダーに話を聞いてみた。工場内のミュージアム展示も紹介している。
ダイソンが発売したロボット掃除機「ダイソン 360Eye」。2015年9月の製品発表から1年あまりの期間を経て、ようやく発売されたが、一体どこが変わったのか。また先行する競合製品に対する強みとは? 開発を担当した英Dysonのロボット工学主任、マイク・オールドレッド氏に詳しく聞いた。
日本市場向けにローカライズした点や、バッテリー持続時間の改良、掃除中の駆動音の改善など、進化するロボット掃除機の見どころが紹介されている。
パナソニックのスチーム&可変圧力IHジャー炊飯器の新モデル「SR-SPX6シリーズ」は、ついに“かまど炊きを超えるおいしさ”まで到達した。その進化の手法は地道な努力の結果だった。
「ライスレディ」と呼ばれる社内の専門家集団が、日々ご飯を食べ続け、自らの鋭い味覚でおいしさを追求する。機能面では「Wおどり炊き」に「圧力コントロール機能」を加えておいしさを引き上げた。炊飯器の命である内釜も改良。パナソニックスマートアプリ「銘柄炊き分けコンシェルジュ」で41銘柄のお米を炊き分ける。
家電は各メーカーの技術とこだわりが生んだ技術の集大成といえよう。今後もどのような家電が開発されるのか、未来に期待したい。
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