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サウンドバーを2つに分けてみたら? パイオニアの新提案「HTP-CS1」

» 2016年06月13日 16時02分 公開
[ITmedia]

 オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは6月13日、テレビとの組み合わせを想定したフロントスピーカーシステム「HTP-CS1」を発表した。サウンドバーではなく、コンパクトなフロントスピーカーを採用した2.1chシステムだ。

「HTP-CS1」

 同社によると、「テレビやラックのサイズとデザインが変化する中、テレビまわりにすっきりとセッティングできるシステムで映画や音楽を臨場感のある音で楽しみたいという基本的なニーズを捉え直し、バータイプの一体型フロントスピーカーを分離・小型化した」という。これを「セパレートサウンドバーコンセプト」と呼ぶ。

設置イメージ

 フロントスピーカーを2本に分けることにより、テレビのリモコン受光部を隠すことなく、音の広がりも確保。付属のサブウーファーは縦置き/横置きを選べる仕様とし、テレビ周りのスペースに応じて柔軟に設置できる。フロントスピーカーのサイズは、150(幅)×57(高さ)×88(奥行き)mm、重量は300g。サブウーファーは横置き時で435(幅)×115(高さ)×369(奥行き)mm、重量は7.4kgとなっている。

サブウーファーは縦置きも可能

 フロントスピーカーには40×70mmのだ円形ユニット、サブウーファーには130mm径コーン型を採用。フロント用のアンプもサブウーファーに内蔵しており、出力はフロントが各20W、サブウーファーが40W。コンテンツに由来する低音のズレを補正する独自の「フェイズコントロール」機能を搭載するなど、単品コンポーネントの技術も継承している。

 再生モードは、バランスの良い自然な響きが楽しめる「ステレオ」モード、アナウンサーの声などを明瞭(めいりょう)にする「ニュース」モード、迫力のある低音と広がりのある音が楽しめる「映画/ゲーム」モード、ライブ感のあるサウンドを再生する「ミュージック」モードの4種類だ。

 入力は3系統のHDMI端子。4K/60pやHDCP 2.2、HDR信号のパススルーに対応しているため、最新の4KテレビやUltra HD Blu-rayプレーヤーなどと組み合わせて利用できる。HDMI出力は1系統でARC(オーディオリターンチャンネル)にも対応している。

 このほかBluetoothも内蔵。スマートフォンなどに保存している楽曲ファイルなどをもワイヤレスで楽しめる。コーデックはSBCに加えてAACとapt-Xもサポートした。

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