東芝の中の人たち。「みるコレ」というサービスがあって、1つのテーマに沿って作られた「パック」というものを登録しておくと、条件に合う番組をリストアップしてくれるんだ。しかもこれから放送される番組、関連するYouTube動画、アニメ関連ニュースなどの情報もチェックできる。
パックには「アクション・バトルアニメ」「ラブコメ・恋愛アニメ」「学園アニメ」みたいなジャンルに加えて、幅広いアニメをカバーする「おすすめ大人アニメ」といったものもある。ほかにも声優さんや監督の名前など、さまざまな切り口のパックがあるよ。さらにKADOKAWAとコラボした「NewTypeパック」は、アニメ関係のニュースをチェックできる。
女子向けアニメのパックもありますか?
ある。その名も「女性向けアニメ」パック。えーと、今は「薄桜鬼」とか、「ジョーカー・ゲーム」「マクロスΔ」なんかがリストアップされているね。
こうしたパックは “キュレーションパック”と呼ばれているんだけど、「人の目で入れる作品を選んだパック」なんだ。深夜アニメの場合、一見、男性向けに見えても女性に人気というタイトルも多いからね。
中の人、分かってますね〜。
実際に使っていると、一般的な自動録画機能より、すごく信頼性が高いと感じるんだ。最近のアニメって、一見“学園モノ”のようで実はホラーだったりするケースもあって油断できない(「がっこうぐらし!」のこと)。さらに今期は、「はいふり」というアニメが第2話から「ハイスクール・フリート」にタイトルを変更するなんていう事案も発生した。
制作側が視聴者の意表をつく“お遊び”もアニメの楽しみの1つではあるけれど、見られなかったらシャレにならないよね。でも、キュレーションパックなら、より適切なジャンルに分類できていたり、柔軟に対応できたりする可能性が高い。もちろん放送局がやってるわけではないから“絶対”ではないけど。
ところで、この「つやつやアニメ」パックってなんですか?
元気な女の子達が活躍するアニメのパックだね。
肌色成分が多いやつですね、分かります。
さらに「おまかせ録画」のチェックを入れておくと、2番組同時録画の範囲で自動的に録画までしてくれる。パックの登録さえすれば、録画予約の手間も減る。
それは楽ですねぇ。でも、2番組録画の範囲っていうのは?
物理的に録画に使えるチューナーが2つなので、例えば同じ時間帯に別々の局で3つのアニメが放送される場合、当たり前だけど1つは録画できない。だからたくさんのアニメが対象になるパックを導入したり、複数のパックを入れる場合は少しコツも必要だよね。
コツ?
「予約リスト」を見ると重複している番組が分かるから、ここでいらない番組は削除する。また、例えば地上波とBSで同じ番組を放送していたりするから、対象になる放送局を減らすと重複する確率が低くなるよね。例えばBSは録画しない、といった形にすればいい。
それだけで大丈夫ですか? 夏は絶対、見逃したくないアニメがあるんですけど。「ラブライブ!」の新作もあるし!!
会議室でサイリウムを振らない! 録り逃したくないタイトルが分かっている場合は、「おまかせ録画」ではなく、パック内の「未来番組」一覧から「通常録画」や「連ドラ予約」に“格上げ”しておくといい。レグザでは録画設定の種類によって優先順位が付けられていて、「連ドラ予約」などのほうが「おまかせ録画」より順位が高いんだ。
なるほど! でも、7〜9月期に放送されるアニメを数えてみたら45もありましたよ。全部チェックするって至難の業です。
そうだね。でも、冒頭で話したタイムシフトマシン機能がある機種では、少なくともその地域の地上波で放送されているアニメに関しては、録り逃しが“ほぼなくなる”といっていい。
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