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夏アニメ補完計画――東芝レグザ「Z700X」で“見逃しゼロ”に挑戦!?いちから分かる最新家電(1/3 ページ)

» 2016年06月27日 16時22分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]
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 季節ごとに大量の新作が放送される深夜アニメ。2016年の夏(7〜9月期)も40以上の作品が放送予定となっており、ファンにとっては「好みの作品を見つけ出す」という忙しい時期が始まることになります。今回はそんな作業を手助けしてくれる最新の“録画テレビ”、東芝レグザの「Z700X」シリーズをピックアップ。見逃しゼロを目指してみました。

ちょっと複雑で難しい最新家電を優しくひもとく「いちから分かる最新家電」。シリーズ3回目にして登場人物を一部実写化してみました

登場人物

photo しろこちゃん(実写版)
家電について勉強中の明るく元気な若手女子社員。今回は実写版でお届けします。さらに、実はコスプレイヤーだという裏設定も発覚。
photo 家電兄さん(作画:山田胡瓜)
しろこちゃんの先輩。AV機器から生活家電まで、興味のままに買いあさる電化製品マニア。実はアニメ好きという裏設定も発覚。



これが噂のレグザですか。



そう、「Z700X」シリーズの43V型。レグザは歴代の最上位モデルに“Z”という型番を付けていて、画質に注力したテレビとしてファンも多い。しかも、この「Z700X」シリーズは、視野角の広いIPSパネルを採用した久々の“Z”として注目されているんだ。以前はIPSパネルを使っていることも“Z”の特徴の1つだったんだけど、4Kの時代に入ってからはコントラスト性能をかせぎやすいVA方式のパネルに変わっていたからね。



IPSとかVAとかよく分かりませんが、4Kは知ってます。きつい、きけん、きたない……きれい?



違う。最後だけ微妙に当たってるけどぜんぜん違う。Kは「km」(キロメートル)なんかのKと同じ数字の「1000」という意味だ。つまり4Kテレビというのは、横の解像度が約4000ピクセルあるテレビのこと(3840×2160ピクセル)。従来のハイビジョンテレビは横が約2000(1920×1080ピクセル)だから、同じ画面サイズなら4倍細かい映像表現ができるテレビということになる。4K対応の新しいブルーレイ(Ultra HD Blu-ray)やネット動画配信など4Kテレビ用のコンテンツも増えてきたから、これから買うなら4Kテレビがいいね。

 しかも、このZ700Xは録画機能がとても充実している。うちでも兄弟モデルのレグザ「50Z20X」を使っているけど、レグザが来てから3台のレコーダーのうち2台がメインの録画業務から引退したくらい。ちなみに残る1台はWOWOW専用機だ。



レコーダー3台っていうのが、まず普通じゃないですけど。つまりこれ1台でレコーダー数台分の録画ができるってことですか?



その通り。このテレビは2種類の録画機能を持っていて、補完的に使えるんだ。まず、2つの番組を同時に録画できる機能(以下、通常録画)、そして地上デジタル放送6局を丸ごと録画し続ける「タイムシフトマシン」という機能がある。このうち「タイムシフトマシン」は、この「Z700X」シリーズと「Z20X」シリーズだけの機能だけど、通常録画は新製品の「M500X」(6月下旬発売)をはじめ、既存モデルの「G20X」や「V30」でも利用できるから、そちらから紹介しよう。



なんだか無駄にぜいたくな感じですが、とりあえず先をどうぞ。



通常録画では3つのチューナーが使える。つまり、視聴している番組のほかに2つの番組が録画できる。地デジはもちろん、BSや110度CSも録画できるし、電子番組表からの録画予約はもちろん、シリーズ番組を毎回録画する「連ドラ予約」、家族それぞれの録画番組を分類できる「マイフォルダ」など、レコーダーとしての基本機能も充実している。とくにCMと本編の間にチャプターを打ってくれる自動チャプター機能は便利だ。ボタン1発で飛ばせるからね。あえて主語は言わないけど。



大人の事情ですね、分かります。



ただし、テレビには録画用のHDD(ハードディスクドライブ)を内蔵していないから、別売のUSB外付けHDDを購入する必要がある。メーカーのサイトで対応機種をチェックできるけど、今回一緒に借りた東芝純正のHDDは背中に背負わせることができるから、テレビ周りをすっきりとさせることができるし、1台で通常録画とタイムシフトマシンの両方をまかなえるから便利だ。

純正のHDDは背中に背負わせることができて場所をとらない。


 BDレコーダーとの違いとしては、長時間録画モードを持っていないとか、Blu-ray DiscやDVDに録画/再生するための光学ドライブも付いていないといった点がある。ネットワーク経由でBlu-ray Discレコーダーにダビングすることはできるし、今はSeeQVault対応の外付けHDDを使えば録画した番組をほかのレグザで再生することもできるようになったけど、ある程度の割り切りは必要だ。



私みたいな「とりあえず録画できればいい」っていう人には向いていない?



それは逆だと思うよ。もともとBD-Rなどに焼く(保存する)必要がない人に便利なテレビだ。最初にHDDをつなぐ必要はあるけど、その後は“録画機一体型テレビ”として使えるから、レコーダーに慣れていないユーザーにも使いやすい面が多い。例えばテレビの入力切替が面倒だったり、レコーダーとテレビの番組表を間違えたりした経験はない? そういった面倒なことを考える必要がなくなる。



いわゆる「テレビデオ」ですね、わかります。



実写になっても昭和ネタはやるんだ……。ちなみに“平成のテレビデオ”は、ネットに接続するともっと便利になる。例えば、新番組のチェックや録画が非常に楽になるんだ。

 例えば深夜アニメは年に4クールあって、そのたびに大量のタイトルが放送される。改変期にはネットで新番組をチェックしたり、たくさん録画予約をしたりと大変だよね。最近は男性向け、女性向けなどいろいろなアニメがあって調べないと分からないタイトルも多い。実は、その作業を代わりにやってくれる“神様”のような人たちがいる。



どちら様で?

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