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これは“史上最強のコンデジ”!? パナソニック「DMC-FZH1」のゴツい感じがたまらない(1/5 ページ)

» 2016年11月28日 13時34分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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小柄な人が持つとかなり大きく感じるDMC-FZH1。でも機能・性能は本格派

 パナソニックのレンズ一体型カメラ「DMC-FZH1」がすごい。そうだなあ、一言でいえば、「ボクが考えた史上最強のコンデジ」だ。史上最強にしたのでその分デカくなったけど、仕方ないと思えるくらいだ。

 前モデルの「DMC-FZ1000」もスゴかったけど、今回はそれをはるかに超えた最強っぷりである。レンズスペックでいえばソニーの「DSC-RX10M3」の方が最強感が高いのだけど、見た目的にはDMC-FZH1のゴツい感じが妙にたまらないのである。

 とりあえず静止画も動画もデカさも最強である。

24-480mmでF2.8-4.5の強力レンズ

 DMC-FZH1は1型センサーを搭載したハイエンドコンデジ……コンパクトではないのでコンデジとは言いにくいのだが、まあ最強クラスのレンズ一体型カメラだ。

 見た目はその辺のデジタル一眼より、例えば同社の新製品「DMC-G8」よりデカい。ボディ部だけ比べてもデカい。ガシッとしてる。重さも撮影時重量で約966gと約1kgと思っていいくらいだ。

左が「DMC-G8」、右が「DMC-FZH1」。G8は12-60mm(24-120mm相当)のレンズをつけているので公平な比較ではないが、ボディ部だけみてもDMC-FZH1のがっしりした感じが分かる

 電源を入れるとレンズがにゅうっと伸びる。

電源投入時のサイズ。フードがほどよくゴツくて長くなくてよい

 普通はそこでズーミングするとさらに伸びるのだが、DMC-FZH1は鏡胴は伸び縮みしない。ずっと同じ長さで、鏡胴の中でレンズが動いてズーミングするのである。長さが変わらない、重量バランスがほとんど変わらないのはよい。

 さらにレンズフードがほどよくゴツくて最強っぽいのである。レンズフードをさかさにした収納時なんかゴロンとしててなんか楽しい。

鏡胴を収納し、レンズキャップをつけ、フードを逆さに装着。持ち歩くときはこんな感じだ

 レンズは24-480mm相当。DMC-FZ1000が25-400mm相当だったのでちょっと伸びた。

 いつものガスタンクで広角端と望遠端を。ズーム倍率だけなら80倍ズームなんてカメラも出ているが、1型センサー機となると600mm相当まで伸びるソニーのDSC-RX10M3とキヤノンの「Powershot G3 X」。450mm相当はそれにつぐ焦点距離となる。

iAモードの広角端でガスタンク。風景モードに切り替わったせいか全体に彩度とシャープさが強めの仕上がりに(24mm相当 1/1600秒 F5 ISO125)
望遠端はさすがの迫力(480mm相当 1/500秒 F4.5 ISO125)

 F値はF2.8-4.5。480mm相当でF4.5を維持している。撮影最短距離はワイド端で約3cm、望遠端で1m。480mm相当で1mなのでけっこう寄れる。

 テレマクロ的に使っても面白い。

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