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» 2017年02月27日 13時22分 UPDATE

ボディ内手ブレ補正とタッチAFがやってきた! ソニーのミラーレス一眼「α6500」 (1/4)

[荻窪圭,ITmedia]
EVF内蔵のα6500。シンプルで四角いボディに高性能が詰まってる。レンズはカールツアイスの16-70mm F4を装着

 「α6500」の登場にはちょいとびっくりしたのである。

 「α6300」が2016年3月に発売されたと思ったら、そこから9カ月しかたってない2016年12月に「α6500」である。見た目も性能も違うならともかく、見た目はほとんど同じ。知らない人が見たら、もうリニューアル? と感じるレベルだ。

 もっとも後継機ではなく上位モデルとしての登場で価格差もあるので納得できる面もあるのだが、心穏やかじゃないα6300ユーザーもけっこういたに違いない。

 α6000→α6300→α6500と続くα6xxx系のウリはEVFを内蔵しながらシンプルでコンパクトなボディと快適な超高速AF。α6000から6300へワンランクアップしたときは、425点の像面位相差AFセンサーや0.05秒の高速AF、高速連写などAFまわりを強化してきた。

 α6500は違うところに。その代わりまったく異なるところに手を入れてきたのである。なんと手ブレ補正とタッチパネルだ。

ボディ内手ブレ補正の威力は?

 α6500でとうとうボディ内手ブレ補正機構が搭載された。α7II系と同じく、5軸手ブレ補正だ。フルサイズのα7IIで搭載されたのだから、早晩α6xxx系にもくるとは思っていたが。

 ボディ内手ブレ補正機構をセンサーに追加するとその分場所をとるわけだが、ボディサイズはα6300とほぼ同じ。グリップ部分が4.5mmほど厚くなったくらいだ。すごい。

 α6500はボディ内に5軸の手ブレ補正を持ったため、レンズ側に手ブレ補正機構を持たない一部のレンズやマウントアダプターを介して装着する他社製レンズ時でも手ブレ補正の恩恵を受けることができる。これは素晴らしい。

正面から。このセンサーが微妙に動いて5軸手ブレ補正を実現する

 今回、ボディ内手ブレ補正のみの威力は手元にEマウントの手ブレ補正未対応レンズがなかったので試せなかったけど(申し訳ない)、手ブレ補正機構搭載レンズ(OSSと書いてあるもの)と併用した場合は、レンズ側の2軸+ボディ内の3軸を組み合わせた5軸手ブレ補正で、レンズのみのときより手ブレ補正効果を高めてくれる。業界最高、とはいえないが、けっこうしっかり働く。

50mmF1.8 OSS(手ブレ補正内蔵)レンズで1/13秒で撮影。被写体が動いてない室内は手ブレ補正機構の出番(75mm相当 1/13秒 F1.8 ISO400 +0.7)

 さて基本的なカメラの話をすると、センサーはAPS-Cサイズで約2420万画素。画面のかなり広範囲に425点の像面位相差センサーを持っており、AF-Cモードでファインダーをのぞくと、現在フォーカスがあっている箇所に小さな緑の“□”がちょこちょこと動き回ってて楽しい。ああ、AFががんばっているのだなと。

 AF-Cも強力で、そこそこ大きな被写体だとAF-C+被写体追従でけっこう合わせ続けてくれる。小さな被写体の場合は拡張AFモードで追いかけるといい。

川沿いを歩いてたら飛んでくるアオサギを発見。とっさにカメラを向けて撮影。飛んでる鳥に一瞬でフォーカスを合わせて追い続けてくれるのはさすが。ミラーレスでこういうのを録れる時代になったのだ。レンズは70-300mm F4.5-5.6(450mm相当 1/500秒 F5.6 ISO125)
途中で枝がかぶってしまったので7枚しか連写しなかったが、バッファメモリが増えた分連写可能枚数は前モデルより増えた

 シャッタースピードは1/4000秒まで。

 連写速度はHi+モードならAF/AE追従で最高秒11コマまでいける。が、普段はHi+より下のHi~Loをおすすめしたい。連写速度はHiで秒8コマになるが、高速ライブビュー連写となり、EVFやモニターを見ながら被写体を追いやすいのだ。動体を撮るときはこれは大事である。

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