α6300を使っていて不満だったのがフォーカス位置の指定。すばやく動かしたいのだがAFエリアを動かすのがちょっと手間だった。それを補うべく搭載されたのがタッチパネルである。
デジカメの世界ではいち早くタッチパネルを導入したソニーだが、いつしかほとんどの機種で使われなくなってたのである。それが復活したのだ。
α6500で再度採用されたのは、再生時の拡大表示などに使えるが、ほぼタッチAFのため。タッチシャッターもないし、タッチでのメニュー操作もできないという潔さだ。
タッチパネルを使い、そのときのフォーカスのモードによってAFターゲットを指定したり、AF枠を動かしたりできる。
背面モニターで撮るときのみならず、「タッチパッドAF」にも対応。ファインダーをのぞいているとき、モニターをタッチパッドとして使える機能だ。ファインダーをのぞきながら右手親指でフォーカス位置を指定できてすごく便利。
もう1つ大事なのは、背面モニターを開いているときは「ファインダーと背面モニターの自動切り替えがオフになる」こと。モニターを開いて指でタッチパネルを触ると、手がファインダーのセンサーをふさいで画面がファインダーに切り替わってしまいイライラするのだが、それがないのである。
この機能、最初に搭載したのがオリンパス。続いてソニー。他社も追いかけてほしいと思う。
ただ、タッチパッドAF時のレスポンスは先行する各社に比べるといまひとつよくない。タッチパネル対応が後付けだったからか、ここはもっとスムーズに使えるようにしてほしい。今後に期待。
2017年はソニーの他のカメラでもタッチパネルの採用が進んでいくだろう。
では他の作例もいくつか。
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