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» 2004年04月23日 18時11分 UPDATE

「2005年のどこかでインテルがAMDに……」西和彦氏がOpteron発表1周年に吠える

日本AMDがOpteron発表1周年記念レセプションを開催したが、そこでスピーチしたビジュアルテクノロジーの西取締役は「2005年のどこかでインテルがAMDに頭を下げる」と大胆な予言。

[佐々木千之,ITmedia]

 日本AMDは4月22日夜、同社発のサーバ向け64ビットプロセッサ「AMD Opteronプロセッサ」の発表1周年を記念するレセプションを開催した。席上、AMD幹部に混じってスピーチした、ビジュアルテクノロジー取締役技術本部長の西和彦氏は、Opteron/AMD64テクノロジの優位性を独特の語り口で表現した。

吉澤俊介氏 日本AMD取締役の吉澤俊介氏

 このレセプションは、日本AMDが販売チャネルや開発パートナー、報道関係者など100人以上を招いて開かれた。冒頭に挨拶した日本AMD取締役の吉澤俊介氏は「(Opteronにとって)これまでの1年はハードウェアの1年だったが、これからの1年はソフトウェアの1年になる。Opteronは、32ビットソフトを64ビットにポーティングするのが楽、バリデーションも楽、費用もかからないとの評価を受けており、現在大量のソフトウェアのポーティングが進んでいる」と、ソフトウェアの充実に自信を見せた。続いて同社CPGマーケティング本部長のサム・ローガン氏は「デルが日本のサーバ市場シェアでトップになったというデータが発表されたが、ぜひ日本の大手メーカーのみなさんには、Opteronを使って巻き返して欲しい」と述べ、デルのコストパフォーマンスに対抗するにはOpteronの採用が有効だとアピールした。

 そして、レセプション中、唯一の来賓として講演を頼まれたとして西氏が登場。かつてAlphaプロセッサを搭載したサーバを売りまくっていたビジュアルテクノロジーが、Alphaプロセッサの消滅という事態に直面したとき、顧問として招聘され、「Alphaが終わっても64ビットCPUの時代は始まったばかり。Opteronで“速い”“安い”“うまい(高い顧客満足度)”を」目指してやってきたことを語った。

西和彦氏 ビジュアルテクノロジー取締役技術本部長の西和彦氏

 スピーチ中、西氏らしさが最高潮に達したのはインテルのIA32-64ビット拡張テクノロジ発表について触れたとき。この2月18日を「この1年で一番うれしかった日」と評した。というのも西氏はOpteron発表時に、インテルもそのうちAMDの後を追うことになると発言したが、ある記者にそんなことは絶対にないと否定されたのだそうだ。そして、さらに大きな予言を行った。「インテルの64ビットサポートは、自社のCPUアーキテクチャーの上に載せる形になっているが、それでは(アーキテクチャーの違いにより)AMDの性能を超えられない。2005年のいつかに、インテルがAMDのアーキテクチャーをライセンスしてくれと頭を下げる日が来る」と言うのだ。西氏は「しかし、それからが本当の戦いになる」と付け加えて締めくくった。

 レセプションではAMDにまつわる○×クイズ(例題:AMDの80386互換プロセッサである「Am386」の最高動作周波数は40MHzである)なども行われ、参加者はマザーボードやAMDグッズなどを手にしてOpteron1周年を楽しんでいた。

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