内視鏡手術をストリーミングでeラーニング
大阪医科大学が中心になって設立したNPO法人・ウェブサージ研究会はこのほど、内視鏡(腹腔鏡)手術の技法などをFlashアニメやストリーミングで解説する外科医向けWebサイト「WebSurg JAPAN」をオープンした。会員登録すれば無料で利用できる。
フランスで2001年にスタートした外科医向けeラーニングプログラム「WebSurg」の日本語版。内視鏡手術をはじめとした手術の技法や器具について、Flashアニメを交えて解説しているほか、実際の手術を撮影したビデオをストリーミングで視聴できる。
WebSurgのコンテンツを日本語化して順次掲載するほか、「生体肝移植」「腹腔鏡下大腸がん手術」「腹腔鏡下胃がん手術」といった国内独自コンテンツも掲載した。今後は、手術形式に対する専門家の意見や、症例報告などを順次追加する予定だ。
内視鏡手術は、体内に差し込んだ細長い筒の先端に取り付けた小型のビデオカメラ(内視鏡)が映し出す映像をディスプレイで確認しながら、別の筒の先端に取り付けた小さなメスや鉗子で手術するもの。切開範囲が小さいため患者への負担が少なく、治りが早いのが特徴だが、高度な技術が必要。熟練した医師の数が少なく、教育システムの確立が必要とされてきた。
同サイト責任者で大阪医大一般・消化器外科の谷川允彦教授は「ネット上のeラーニングなら場所や時間を問わず学習できる。技術向上に役立ててもらい、内視鏡手術の医療事故を防止したい」と狙いを語った。
同大の馬渕秀明学内講師は「内視鏡手術は技術の進歩が早く、紙の教科書では追いつかない。ネットなら、新技術の解説をリアルタイムに更新できる」と、eラーニングのメリットを強調した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
ソースネクスト、パスワードなぜ平文で流出 「暗号化していたが、鍵にアクセスできるシステムに侵入された」
-
2
家電量販のJoshin、不正アクセスで一部サービス停止 個人情報漏えい「可能性否定できず」
-
3
BASE子会社の漏えい、約2335万人分に 209万人分はクレカ番号「先頭6桁と下4桁」「有効期限」も
-
4
「カーセンサー」停止、不審なアクセス検知 リクルートの中古車情報サイト
-
5
Anthropic、社内でAIエージェントの稼働時間が人間の6倍に 技術系初級職の採用比率は27%→9%に激減
-
6
Linuxカーネルの深刻な脆弱性「PwnEscape」(CVE-2026-99999) ゲストの仮想マシンからホスト側Linux OSに不正なコードを実行できる可能性
-
7
「パスワード平文保存って何か問題あるんですの?」 ITお嬢様と学ぶハッシュ化
-
8
「Renta!」が臨時メンテナンスでサービス停止 再開時期示さず
-
9
タイムズカー、退会後も7年間保管していた免許証画像を全削除へ 約660万アカウント分の漏えい受け
-
10
Studio漏えい、個情委への報告で混乱 フォーム利用者に「報告必要な場合も」→翌日「保留して」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR