セキュリティ企業の米Fortinetは4月26日、オープンソースソフトライセンスのGNU General Public License (GPL)をめぐり、gpl-violations.orgプロジェクト創設者のヘラルド・ウェルテ氏と争っていた問題で和解合意が成立したと発表した。
gpl-violations.orgプロジェクトでは、GPLライセンスに基づくフリーソフトを配布している企業に対し、GPLライセンスソフト関連の問題を指摘している。GPLライセンス違反が報告されれば著作権者を特定し、その製品でライセンス条件を遵守させるための行動を取っている。
今回の合意に基づきFortinetはエンドユーザーラインセンス合意を修正、Fortinetが出荷する全製品にGPLライセンス条項を盛り込み、GPLライセンスの対象となる全ソフトで要望に応じて、対応するソースコードを配布経費と引き換えに開示する。
ソースコードはリクエストに応じてCDと同社サイト経由で提供。Fortinet製品の出荷に際しては同社およびパートナー各社からGPLライセンスの説明書を提供する。
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