ITmedia NEWS >

米司法省、犯罪データの追跡に予測分析ソフトを導入

» 2005年08月30日 14時33分 公開
[IDG Japan]
IDG

 米司法省の司法統計局は、犯罪データの分析と司法関連の主要な問題に関するレポート作成のために、米SPSSの予測分析ソフトを導入した。

 司法統計局の発表によれば、同局では、犯罪、刑事犯罪者、犯罪被害者に関する情報のほか、あらゆるレベルの政府機関における司法制度の運営に関する情報を収集、分析、発表している。こうしたデータは、連邦政府、州政府、地方自治体の政策立案者らにより、犯罪への取り組みや、司法の有効かつ公正な運営のために利用されている。

 SPSSによれば、司法統計局の32人の統計専門家は、同社のソフトを使って、犯罪や司法に関する広範なデータセットを評価したり、レポートを作成したりしている。最近では、犯罪と犠牲者のほか、矯正施設の収容者数、法医学犯罪研究所、警察機関、民事訴訟の取り扱い件数などに関するレポートが、SPSSによって作成されている。

 SPSS社長兼最高経営責任者(CEO)のジャック・ヌーナン氏は次のように語っている。「司法統計局が全米の犯罪データを追跡するための基本的な作業に当社ソフトが役立てられているということは、私たちにとって大きな誇りだ。これは、予測分析の有用性の高まりや、公共・民間部門を通じて主要なプロセス改善を判別できる能力を表している」

Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.