セキュリティ企業のSophosは8月30日、Zotob作成の容疑で25日に逮捕された男は、20以上のウイルスにかかわっているようだと報告した。
Sophosによれば、この男はロシア出身でモロッコ在住のファリード・エッセバール容疑者(18)。Windowsの脆弱性を悪用したワーム作成の容疑で逮捕された。また、トルコで逮捕されたアティラ・エキシ容疑者(21)は、エッセバール容疑者に金を払ってワーム作成を依頼した疑いが持たれている。
Zotob-Aワームには、エッセバール容疑者が使っていたと見られるハンドルネームの「Diabl0」が埋め込まれているという。ほかにも「MyDoom-BG」「Mytob-A」など20種類以上のワームにDiabl0の名前が埋め込まれていることが、Sophosの調査で判明した。
Sophosはまた、米連邦捜査局(FBI)の当局者がハイテク犯罪捜査協会の年次総会で語った話として、トルコの当局ではさらに、ZotobとMytobの拡散に加担したと見られる16人を特定したと伝えている。
現在世界で報告されているウイルスはMytobが大半を占めており、8月中にSophosに寄せられたウイルス情報のうち、Mytobの亜種は54%に上っているという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR