米Microsoftは11月21日、次世代Officeのファイルフォーマットを国際標準にする計画を発表した。
同社は「Microsoft Office Open XML」フォーマットを標準化団体Ecma Internationalに提出する。Apple、英国図書館、Intel、東芝などがこの取り組みの共同スポンサーとなる予定だ。
これら企業は、次世代Office(コードネーム「Office 12」)のWord、Excel、PowerPoint向けのOpen XMLフォーマットをEcma標準として標準化し、文書化する技術委員会に参加することで合意した。この委員会にはEcmaのメンバーも参加できる。これら企業は、技術委員会の成果を国際標準化機構(ISO)に提出するようEcmaに求める意向だ。
またMicrosoftは、古い文書でもこのオープン標準を利用できるようにするツールも提供するとしている。
30万人以上の開発者がOffice 2003でXMLフォーマットを利用しており、彼らの文書は新しいオープン標準のメリットを活用できるだろうとMicrosoftは発表文で述べている。
「当社はレガシーソフトと次世代ソフトの間で最高レベルの互換性を確保するために、XMLなどのオープン標準にコミットしている。XMLファイルフォーマット標準の策定は、業界の大きなマイルストーンだ。これはユーザーと組織に、これから先々まで過去の文書も未来の文書も利用できるという心の平穏をもたらすと期待している」とMicrosoft Internationalのジャン−フェリペ・コルトワ社長は述べている。
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